東電福島第一原発事故による核燃料デブリ汚染水海洋放出反対の声
岸田首相の指示によるイチエフ原発事故汚染水海洋放出の初日となった8月24日の浪江町請戸港。
ホッキ貝、シラス、ヒラメなどの水揚げで活気が漂っていた。
漁から戻った漁師さんたちは、取材に応じるなと上からクギをさされていた。
とはいえ、若い漁師さん。
「東京で流せばいい」
ベテラン漁師さん。「反対しない者はいない」
「反対しても、政府は聞く耳を持たない。沖縄の基地問題と一緒」
全国での汚染水海洋放出反対については、「もっとやってもらいたい」と。
浪江町請戸海岸での、汚染水の海洋放出に反対し続けてきた希望の牧場・よしざわの吉沢正巳さんの怒り。
「汚染水の海洋放出は、福島県の漁業を台無しにしてしまいます。汚染水放出は50年経っても延々に終わりません」
吉沢さんを取材に来たのは、韓国、中国、香港のテレビ局だけだそうだ。日本国内のテレビも新聞社も、どこも汚染水海洋放出問題で取材に来なかったという。国内メディアの問題意識はどこにあるのか?自分自身の頭で考えないのか?!
双葉町にある原子力災害伝承館と双葉産業交流センターの大きな建物には、復興予算が合わせて80億円以上注ぎ込まれている。
にもかかわらず、敷地に隣接する空き地は、大津波で流された墓石が雑草の海に飲み込まれたまま12年が経つ。
吉沢さんはカウゴジラを動かし汚染水放出反対の街宣ができない。カウゴジラを牽引する街宣車(軽自動車)のオイルタンクに穴が開き、エンジンの修理も必要。カウゴジラの車検も切れたためだ。取材に行って初めて知った。吉沢さんは自らツイッターで車の修理のカンパを呼び掛けていない。修理にかかる費用、請戸川河口で釣って魚を放射能検査に出す費用。大きな財布をお持ちの方、カウゴジラが活躍できない吉沢さんの活動にカンパを!!!
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