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2014年12月の投稿

2014年12月28日 (日)

脱(反)原発デモ集会シリーズから:2011年③

(写真はクリックすると拡大します)

 シリーズ第3弾は、7月23日(渋谷界隈)と8月6日(広島原爆投下の日。日比谷公園から新橋界隈)のデモから。

 3年以上前の脱原発デモの写真をチェックしていると、今も変わらずに抗議に参加している顔ぶれに気づく。おそらく、そんな市民は、原発事故前から、反対の声を上げてきたのではないかと思う。

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◯スライドショー(50点)は以下をクリックしてください。
 PC向きかもしれません。データが思いので開始まで時間かかるかもしれません。


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◯取材後記
 スライドショーで大量の写真を見てもらおうという狙いで、上記のスライドショー形式にしてみた。しかし、残念なことに、ネットユーザーは、時間がかかるものは好まないという傾向があることを実感。スライドショーで写真を眺めるユーザーが少ないことがわかった。
 Youtubeで一本の動画を見ることと変わらない動作なのだが・・・。パソコン上では、違和感がないとは思うものの、このままの形で公開し続けることは、考え直す必要がありそうだ。2~3分で見終わるように、スライドショーの写真を減らす形もやってみたい。

◯取材活動支援のお願い
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2014年12月22日 (月)

脱(反)原発デモ集会シリーズから:2011年②

(写真はクリックすると拡大します)

 脱原発・反原発の圧倒的民意を応援する第二弾。

撮影は第一弾と同じく2011年5月5日、7日、6月11日の積み残しから。(一部ミスで9月の写真も入っているかもしれません)

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◯スライドショー(40点、デジブックのサイトへ移動)
開始まで多少時間がかかるかもしれません。

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2014年12月21日 (日)

脱(反)原発デモ集会シリーズから:2011年① 

(写真はクリックすると拡大します)

 福島第一原発事故が起きてから、全国各地で脱原発(反原発)集会やデモが開催されるようになり、首相官邸前を含め、今ではすっかり定着した。しかし、原発事故の風化に伴い、集会やデモ参加者の顔ぶれが限定されてきているような気がする。

 そんな人々の心理を見透かしたかのように、事故前の意識と何ら変わることのない安倍晋三政権登場後は、自民党に身を預けて喜んでいる公明党の加勢もあり、原発ありきのエネルギー基本路線に立ち戻り、再稼働にアクセルを一気に踏もうとしている。

 私が脱原発・反原発デモの写真を撮り始めてからすでに3年半。大震災と原発事故の被災地に通いつつ、不定期にデモや集会を撮影し、主にネットで発信してきた。撮りためた写真を大雑把に選び、当時の熱気を思い出してもらおうと思い、大量の写真をシリーズで公開していこうと思う。

 スライドショー形式の部分は、40点~50点の写真を一気に見ることができるようにした。ブログに掲載する写真は、スライドショーに入れたものから選んでいる。試しに一度ご覧ください。

 第一弾の「2011年①」は、2011年5月5日、7日、6月11日の撮影からセレクトした。新宿や渋谷界隈のデモだ。(私のミスから一部9月のものも混ざっている可能性もあります)

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◯写真50点のスライドショー(デジブックのサイトへ移動します)
スタートするまで多少時間がかかるかもしれません。バックグランドミュージックも付いています。

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◯取材後期
 国民の過半数以上が原発再稼働に反対している民意を応援するこのシリーズは、順次公開していきます。

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2014年12月13日 (土)

もう忘れたのか。国土の一部喪失し、それでも再稼動するのか。

(写真はクリックすると拡大します)

_aaa8445jpgjpg_2大熊町。(2014年12月撮影)

あなたはもう忘れたのだろうか?
戦争もしていないのに、国土の一部を喪失したことを。
中国が攻めてきたわけでもなく、北朝鮮がミサイルを撃ち込んできたわけでもないのに。

わずか3年9ヶ月前の東京電力福島第一原発(イチエフ)のレベル7の過酷事故により、
福島県の広大な国土の一部が深く放射能に汚染され、
国から緊急避難を強要された地元住民の多くが、
いまだに故郷に帰る目処が立たず、自宅に帰って元の生活に戻る希望を絶たれていることを。

旧東電幹部や原発推進にまっしぐらだった自民党幹部も、まだ誰も責任を取っていないことを。

地震による被害を免れた家が健在であっても、もはやそこに帰って日々の生活を送ることなど
できなくなった、名もなき住民がたくさんいることを。

福島県の震災関連死はすでに1800人を超えたことを。

_8ds2270飯舘村の汚染土仮置き場。(2014年7月撮影)

「福島の復興なくして日本の再生はない」と公約したのは誰かお忘れですか。
「復興」などできようもない大地が、原発事故によって広範囲に生み出されてしまった。
原発事故により引き起こされた目の前の現実は、「ゴーストタウン」であり「死の街」。
そこに除染終わったからお帰りください、とでも広言するつもりか。

選挙公約は何の意味ももたないことは明らか。
安倍自民党、山口公明党の連立政権が、国土の一部を喪失した事実さえも
忘れたかのように、原発を再稼動し、使い続ける政策を共に仲良くやってきた2年間の事実

それを否定することは彼らもできないだろう。
今年の2月に、原子力発電をエネルギー基本計画の「重要なベースロード電源」と位置づけたのは、
自民公明連立政権
。歴史に刻まれた政治転換だったことを忘れたのだろうか。

◯大熊町帰還困難区域
_aaa8388jpg大熊町。帰還困難区域の住宅街。(2014年12月撮影)


_8ds1656大熊町。国道6号線沿線の帰還困難区域。(2013年9月撮影)

_aaa8401jpg18.59マイクロシーベルト。大熊町夫沢第三集会所のモニタリングポスト。1m離れると24マイクロシーベルト前後ある、福島県に設置されたモニタリングポストの中でも、最も高い放射線量を示す場所。(2014年12月撮影)

_8ds5443jpgjpg大熊町の帰還困難区域。原発から西7キロに位置する自宅に一時帰宅した木幡夫妻。自宅庭先は4マイクロシーベルト前後と、下げ止まり。(2014年12月撮影)

2011年12月の一時帰宅に同行したときのブログがこちらをクリック


_aaa8355jpgjpgかつての水田地帯。大熊町帰還困難区域。(2014年12月撮影)


_8ds5485jpg大野病院。(2014年12月撮影)

◯大熊町中間貯蔵施設予定地
 大熊町の中間貯蔵施設予定地は、国道6号線の東側の広い地域。イチエフの北側、西側、南側が該当する。
そこには、新興住宅街あり、学校も保育園もあり、大きな病院もあり、工業団地もある。現存する建物の後に、圏内各地の放射性廃棄物が持ち込まれ、30年間保管されることになっている。

 想像してみるといい。30年後、放射性廃棄物が仮に運びだされたとしても、自宅のあった土地に生活を求めて誰が帰るというのだろうか。そこには収束も廃炉もわからない事故原発が取り残されている。
人間の営みが5年、10年、30年にわたって消えた街は、国土の喪失そのものではないか。
 

_aaa8510jpg大熊町(2014年12月撮影)

_aaa8494jpgjpg_2大熊町(2014年12月撮影)

_aaa8408jpg大熊町熊町小学校。(2014年12月撮影)

_aaa3531イチエフの汚染水タンク群。(2014年2月撮影)

_aaa8523jpg大熊町。国道6号線の海側。イチエフとの中間に広がる水田地帯。(2014年12月撮影)


◯飯舘村(原発から45キロ)
011戦後に山形県から入植した満蒙開拓団の引き上げ者の開沼さん。立派な自宅があっても、家族そろって帰って生活できない。(豊栄地区、2014年10月撮影)
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◯浪江町津島(原発から20キロ以遠)
000秋も深まった頃、一時帰宅した大内さん。(2014年10月撮影)

001大内夫妻。地震ではびくともしなかった自宅。大工となった長男と共に建てた家だった。自宅庭先の放射線量は5マイクロシーベルト前後。原発から20キロ以上も離れていても、もはや帰還の望めない故郷となった。ダッシュ村のすぐ隣に位置する。(2014年10月撮影)

◯結び
あなたはこれでもまだ、原発事故は深刻ではないというのだろうか。
それでもまだ自民党、公明党を支援するのだろうか。
それでもまだ原発再稼動に前向きな政党や政治家を支援するのだろうか。

原発事故により国土の一部が喪失した事実を、
知りながら、知らないふりをすることほど恥ずべきことはない。

原発事故はいまだに収束作業の過程にすぎない。
今後も何十万人の原発作業員という被ばく労働者が必要となるだろう。
事故の原因究明さえもおろそかにしたまま、被ばく労働者の存在を抜きには、
発電できない原発という一部の企業だけが儲かるシステムを、
まだ続けていこうとする道を選びたいのか。

自民党、公明党ほど原発事故の教訓を学んで、日本の未来世代のために生かそうとしていない
政党はないだろう。政治としての責任を認識し、教訓を生かすということは、一旦立ち止まるという潔い判断をすることだ。

無関心はいづれあなた自身と、あなたの子どもたちの世代に跳ね返ってくる。
景気が良くも悪くも、ふたたび原発事故が起きれば、何が失われるのかは明らかだろう。
人の道をはずれた生き方を選び続けることをストップできるのはあなたしかいない。


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2014年12月12日 (金)

SASPLと市民による「特定秘密保護法反対」官邸前抗議行動ルポ(12月9~10日)

(写真はクリックすると拡大します)

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 圧倒的多数の反対する民意も、パブコメもことごとく無視して、安倍自民公明連立政権が強行採決した「特定秘密保護法」が10日に施行された。政府、権力者側にとり都合が悪く、国民に開示されるべき情報さえも、憲法の知る権利さえもなきがごときご都合主義で、秘密指定が可能となる「秘密法」が施行された。しかも、国会は衆議院議員選挙のために空白で、誰もいない。

 1年前の官邸前、国会前は老若男女の市民で包囲され、「ファシスト失せろ!」の激しいコールが、国会周辺に反響した。当時、高校生として参加していた若者や、大学生が、再び官邸前に帰ってきた。もちろん、安倍自公政権の強権手法に抗議の声を上げるためだ。

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 SASPL(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)が主催する抗議行動が、秘密法施行前夜と施行日の二日間にわたり開催された。とはいえ、二夜連続の抗議行動は、熱い希望の種を蒔いてくれた。冷え込んだ官邸前には、まるでボブ・マーリーが復活したかのような、参加者を大きく包む一体感が生まれた。

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 Get up Stand up Stand up for your Rights!
 Get up Stand up Stand up for your Rights!
 Get up Stand up Stand up for your Rights!

 Get up Stand up Don't Give up your Rights!
 Get up Stand up Don't Give up your Rights!
 Get up Stand up Don't Give up your Rights!

 Tell me what democracy looks like  This is what democracy looks like
 Tell me what democracy looks like  This is what democracy looks like
 Tell me what democracy looks like  This is what democracy looks like

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 学生たち一人ひとりの真剣なコールに合わせた一体感が官邸前を包んだとき、不覚にも私は熱い思いがこみ上げてきてしまい、カメラのファインダーをのぞくふりをして、涙が出るのをこらえるしかなかった。政治家のことばでも、活動家のことばでもない、一人ひとりの心の叫びのようなものだから、耳を澄ませて聞かないと申し訳ないように気持ちにもさせるのだ。

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 特定秘密保護法反対! 特定秘密保護法反対! 特定秘密保護法反対!
 憲法守れ! 憲法守れ! 憲法守れ!
 自由を守れ! 自由を守れ! 自由を守れ!
 生活守れ! 生活守れ! 生活守れ!
 安倍は辞めろ! 安倍は辞めろ! 安倍は辞めろ!
 特定秘密保護法反対! 特定秘密保護法反対! 特定秘密保護法反対!
 特定秘密保護法反対! 特定秘密保護法反対! 特定秘密保護法反対!
 Tell me what democracy lools like This is what democracy lools like
 Tell me what democracy lools like This is what democracy lools like
 Tell me what democracy lools like This is what democracy lools like

 言うこと聞かせる番だおれたちが! 言うこと聞かせる番だおれたちが! 言うこと聞かせる番だおれたちが!
 特定秘密保護法反対! 秘密保護法反対! 特定秘密保護法反対!
 民主主義って何だ! 民主主義って何だ! 民主主義って何だ!
 民主主義ってこれだ!  民主主義ってこれだ! 民主主義ってこれだ!

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◯あべ さくら
 「政府にとって都合の悪いことは何でも秘密することができてしまいます。私たちの知る権利を奪い、考えない国民をつくろうとしていることと同じだと思います。私たちの自由を踏みにじることと同意です。

 自分が生きる社会に対して無関心であり続けることが、今ある不条理な現実に加担しているかもしれないと思い、何も知らずに生きてきた自分が恥ずかしくなりました。

 ときどき今の社会はあまりにも狂っていて、どこかに逃げ出したくなることもあります。フィクションだと思い込みたくなる現実の中で、やっぱり私たちは今日も生きているのです。私はそんな社会を支えている一人であることを自覚します。そんな社会で生きていることにあきらめがつくわけがなくて、やっぱり明日への希望の話をしたい。明日も生きたいんです。だから声をあげます」

 私はこれから先も知ることをやめません考えることを止めません。言いたいこと、思ったことを表現することを止めません。おかしいことを、おかしいといい続けることを止めません。自由に生きることをやめません。いつまでも自由であり続けます」

 二夜連続の抗議行動を50点の写真でスライドショー形式にしてみた。音楽も付けたいのだが、音源を限定する方法がわからないので、音楽なしですが、ご覧ください。

◯ハヤシダ
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みなさん一緒に30年後の日本を想像してみてください
来年はアジア太平洋戦争が終わってから70年周年を迎えます。
それから30年後は戦争が終わって100年間になります。
ぼくらが一緒に手を取り合って30年間共に行動していきましょう。
そして30年後、100年間、日本が戦争しなかったという
祝いの鐘を共に鳴らしましょう。

◯ヤマモト サヤカ
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 「いまの社会やネットでは、他国民に対する差別や、狂信的な愛国主義、排斥主義的言論が蔓延し、町を歩くとヘイトスピーチを声高に叫んでいる人たちを見かけます。こんなの絶対に変だ、胸くそ悪いとずっと思っていましたでも、10月26日渋谷デモに参加するまで、具体的な行動を起こすことができませんでした。

 みんな今を生きるのに必死なのかもしれません。仕事や日常に追われて政治のことなど考える余裕がないのかもしれません。誰かが不都合な現実を変えてくれることを待っているだけでは何も変わりません。私は戦争の加害者になることも被害者になることも拒否します。家族友人、いづれはできる子供たちが無意味な争いに巻き込まれていくことも拒否します。

 もう黙ってはいられません。この国は間違った方向に進もうとしています。安倍総理、秘密保護法の強行採決に踏み切った政府関係者の方々、知ってますか。この国は間違った方向へどんどん進んでいると感じ、今あらゆる覚悟で必死に行動を起こしていること。聞こえていますか、ここに集うあらゆる年代の人たちが思いをひとつにして叫ぶことばを。

 いつか私たちの子供や孫に誇れる国にするために。今日の光景を心に刻みつけてください。帰ったあとも思い出してください。あなたは決して一人ではありません。だってこんなにたくさんの仲間がいます。ともに歩んでいきましょう。この先には必ず明るい未来があると私は信じています。私は特定秘密保護法に反対します」

◯取材後記
 官邸前に終わりまでは留まらなかったのだが、写真では伝えられない一体感があった。参加者がなぜか楽しそうな表情で、コールのリズムに身体を揺らせる一時がしばらく続いた。敗北感というものとは縁遠い、この場に居合わせた嬉しさのようなものに包まれていた。1年前には感じなかった空気感だ。

 SASPLの抗議に参加した学生や若者が、選挙権を間違いなく行使し、友人たちに選挙権を行使するようにきっちりと説得することを強く望む。彼らならば、誰に一票を入れてはいけないかは、言わずともわかっているだろう

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"特定秘密保護法に反対する学生デモ FINAL@SHIBUYA"(2014年10月25日)


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2014年12月 8日 (月)

投票前の参考に。「日本国憲法を考えるために」寄稿文(現代用語の基礎知識2014年度版)

(写真はクリックすると拡大します)

_8ds6243jpgjpgweb12月10日追加写真。

 秘密法(秘密保護とは名ばかりの情報隠し法なので、今後はこの名前を使用)に反対する学生らSASPLの呼びかけで行われた首相官邸前抗議の一枚。
安倍自民公明党連立与党が、民意に聞く耳を持たない一例に過ぎないのが「秘密法」だ。民主主義を否定する政府の横暴に見て見ぬふりをしていていいのだろうか。

有権者の無関心は、必ず若者たち、未来の子どもたちにはねかえってくる。


_8ds4919web2014年6月

アベノミクス失政誤魔化し選挙
 3年続けて国政選挙がある。しかも大震災・原発事故後の三年間だ。
とりわけの今回の700億円近い費用を使った衆議院の解散総選挙は国民を愚弄した話だ。
2年前の年末総選挙の投票率が低いことと、自民党に有利な小選挙区制が温存されたまま、1票の格差も違憲状態のままだ。

 安倍自民公明政権は、アベノミクスの失政のために、年越し後の景気悪化と支持率低下を想定し、駆け込み解散総選挙を実施したのだろう。すべて計算づくでこれほど卑怯なやり方はない。

 今日発表された内閣府の7〜9月期国内総生産(GDP、季節調整済み)の改定値が、年率で1.9%減となったことでも景気の悪化は明らかだ。

「生活実感に近いとされる名目GDPも0.9%減、年率で3.5%減と、速報値(0.8%減、年率3.0%減)から下方修正された」(毎日新聞web2014年12月8日)

「円安を原因とした企業倒産は13年が130件、今年が11月までで301件と急増」
「足元の円安による関連倒産は年明け以降、本格的に出てきそうだ」
(ロイター通信社web 12月9日)

 つまり、1ドル120円をこえる円安の加速に伴い輸入価格の上昇で、さまざまな製品の値上げが目白押し。来年の景気はさらに悪化し、厳しく批判される前に総選挙で議席を維持しようという狙いだ。政治資金の不透明な使い方で女性大臣がドミノ辞任したこともリセットできる。原発再稼動に対する批判も誤魔化せる。秘密保護法批判もかわせる。集団的自衛権行使容認批判もかわせる。原発輸出批判も武器輸出批判も、ことごとくチャラにすることを狙った年末総選挙だ。
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_aaa6532jpgjpgweb女性活用を宣伝文句にうたう安倍内閣の女性大臣ドミノ辞任(テレビ画像から)
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アベノミクス失政をごまかすため、リセットする(=二年間のすべての暴走を御破算にする)総選挙以外の何物でもない。

12月14日が衆議院選挙投票日、自民党、公明党には投票しない投票日だ

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_aaa8581jpgsumiテレビ画像から

 安倍政権の菅官房長官が、「争点は政権が決める」などと、民主主義を馬鹿にしたことを平然と言ってのけた。
争点は有権者が決めるに決まっているではないか。安倍首相に追随する大手メディアが決めることでもない。
少しでも政治に関心を持ってきた有権者ならば、安倍首相の暴走2年間を断罪する。
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 ここでは、安倍自民公明政権下での、憲法改悪の動きを非難する小文を掲載しておきたい。
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◯現代用語の基礎知識
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 12月8日は日本軍海軍が真珠湾を奇襲攻撃し、同時に陸軍がマレー半島に上陸し、米英の連合軍を敵に回すアジア太平洋戦争が開戦した日が。敗戦後に誕生した日本国憲法を考える上で相応しい日でもある。民主的な憲法を解釈改憲し、戦前回帰する安倍自公政権の過ちを考えるのにももってこいだ。

 現代用語の基礎知識2015年度版が編集者から送られてきた。あの分厚い辞書のような本だ。たまたま二年続けて写真を提供したり、拙文を寄稿したりしたためのご配慮のようだ。
 実は2014年度版の巻頭特集が「憲法のこと、どう考えてますか?」という識者48人のアンケートが掲載されている。そこに、私のアンケート回答文も掲載されているので、転載したい。
(「戦後はまだ・・・刻まれた加害と被害の記憶」を出版したのが、アンケートを問われた理由だと思っている)
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 ちなみに、48人の識者とは、内田樹氏、中村桂子氏、鶴見俊輔氏、鈴木邦男氏、田勢康弘氏、小林節氏、香山リカ氏、宮台真司氏などだ。

 設問が6つあり、私は4の「自由民主党が掲げる改憲草案が話題となっています。どのような評価をなさいますか」に対して以下のコメントをした。
(ちなみに、憲法学者で弁護士の小林節慶応大教授は、「喧嘩の助っ人のような海外派兵は慎むべきである」と結んでいる)

山本宗補のアンケート回答
 「自民党憲法改正草案は、民主主義とその政治体制の根幹となる「主権在民」思想を意図的に否定しようとしていることに尽きる。国=政府が国民を監視し指示を出す体制への布石だ。いま改憲を優先する発想は、大震災と原発事故により何が失われたかを理解しない無神経で無責任な政治姿勢に他ならない。

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 自民党政権が原子力発電を長年推進し続け、再生可能エネルギーの推進に逆行する「原発ルネサンス」を狙っていた責任を回避し、国民の怒りの矛先を変えるために出してきたともいえる。大震災と未曽有の原発事故により、どれほどの国民が家も財産も失い、狭い仮設での生活を余儀なくされていることか。除染効果の見えない放射能汚染により、故郷が、自治体が丸ごと奪われ、国土の一部を喪失したに等しい国家危機に対し、政府が優先すべきなのは憲法改正なのだろうか原発事故の収束を図り、国際社会の信頼を取り戻すことと、避難住民の定住と生活再建、国の経済再建とが最重要課題ではないだろうか。
Plc13042720530012p1産経新聞webから

自民党改憲草案は、侵略戦争という認識をごまかし、加害者としての反省の意思がない「歴史修正主義」の産物だ。現憲法の第9条は国権の発動たる戦争を否定し、武力行使で国際紛争を解決することも否定した。日中戦争からアジア太平洋戦争中に失われた310万人の日本人犠牲者と、2000万人に及ぶとされるアジア各地の人々の犠牲に対する深い謝罪と反省の気持ちが生かされている。現憲法前文を変え、政治を司ることのない「象徴」である天皇を「元首」にし、第9条第二項を削除し国防軍を保持するという改憲草案は、戦前への回帰そのものだ。戦後民主主義を全否定することと変わらない。

 為政者の都合に応じた改憲を容易にするために第96条改正を狙う発想は、低投票率で誕生した保守系世襲議員がばっこする国会を、歯止めのない多数決で何でも決まってしまう伏魔殿にする。傲慢で民主主義を自ら否定する恥知らずな行為だ

12月14日が衆議院選挙投票日、自民党、公明党には投票しない投票日だ。投票率が低ければ自公政権批判派が負ける。
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2013年12月

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