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2014年10月26日 (日)

"特定秘密保護法に反対する学生デモ FINAL@SHIBUYA"(2014年10月25日)

(写真はクリックすると拡大します)
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「民主主義は終わっているという人がいる。終わるなら始めるぞ」

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"PEOPLE WHO RESPECTS JAPAN'S CONSTITUTION, UNITE."

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◯「デモはするけど、ダサいのは嫌-。特定秘密保護法に反対する首都圏のそんな大学生らが25日、ヒップホップ音楽に乗せ、ラップ調の抑揚でコールするデモを東京・渋谷で催した。映画の予告編のような告知動画をネットに載せ、約2000人の若者が集結。「こんなデモは初めて。おしゃれでクール」と参加者も楽しんでいた」
(東京新聞10月26日朝刊より)

 「これはSASPLとしての最後のデモです。10月25日、渋谷の路上で会いましょう」(主催者のWeb)が気になりつつ、久しぶりに学生や若者のデモを撮影した。昨年末の国会前で声を枯らさんばかりに、秘密保護法に反対するコールをあげていた、高校生や大学生の何人かと再会した。写真を共有し拡散したい。
 なお、SASPLとは、Students Against Secret Protection Law(特定秘密保護法に反対する学生有志の会)のことである。

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・特定秘密保護法反対(コール)
・I Say 憲法 You Say 守れ 憲法「守れ」 憲法「守れ」(コール)
・言うことを聞かせる番だ 俺たちが (コール)
・民主主義ってなんだ? 「なんだ?」 (コール)

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Get up Stand up Stand up for your Rights! (コール)
・Get up Stand up Dont Give up your Rights!
・Tell me what democracy lools like
・"Tell me what democracy looks like"

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◯デモ主催者、SASPLは以下の7つの要点を指摘し、特定秘密保護法の修正、もしくは廃案を求めている。
①情報公開に関する国際原則であるツワネ原則に大きく反していること。
②特定秘密の範囲が恣意的に広げられる可能性があること。
③立憲主義、三権分立を否定する危険性があること。
④「知る権利」の侵害にあたる可能性があること。
⑤適正評価制度によるプライバシーの侵害、職業選択の自由の侵害の可能性があること。
⑥法成立までのプロセスに問題があったこと。
⑦スパイ防止の実効性に対するへの疑問があること。

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「多くの若者が自分の意志でここに集まっています。この動きは確実に非暴力で広がっていきます。二ヵ月後にはこの法案は施行されます。でも私たちは全然絶望していません。憲法に反する法律はその効力を有しないはずです。ツワネ原則を反映していないこの法律のどこに正当性がありますか。私たちはこれからも知ろうとすることを止めないし、主張し続けます。責任ある主体として、独立人として行動しつづけます。一つにならなくていいと思います。それぞれの場所でそれぞれのやり方で、できる範囲でいいと思います。私もがんばります。2014年10月25日、テラダトモカ。特定秘密保護法に反対します!」


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◯1号車の車上からクリスユキさんの感動的スピーチ
三輪祐児(ユープラン @UPLAN @uplan_miwa)さんの動画より抜粋

「特定秘密保護法は幻想にすぎない。この国の最高法規である憲法に違反する法律であり、この国のトップに憲法が存在する限り、特定秘密保護法は私たちの権利と自由を犯すことはできない」

「私は彼らに言ってやる。まことに残念ながら、私は私たちは、あなたが望むような理想の国民になることはできません。御免なさい。彼らに隷属的な人間になることは、私にとって成し遂げる必要のない課題です。
成し遂げなければならないことは、彼らから目を離さないことです。彼らが間違ったことをするなら、異を唱えることです。この国が歩むべき道を決めるのも、進んでいく方向を決めるのも、私でありあなたです」

「私は私たちは目の前に立ちはだかる権力者を前に、決して屈しない。無知で盲目的人間にはならない。私たちは考えることを止めない。疑問を発することを止めない。あきらめません。自分の中に確かに存在する思いがあるならば、それを押し殺さない。嫌だということを恐れない」

「この国の権力者の暴力に対して、自分の意思を持って、言葉と主張する力を持って闘います。空虚なことばに騙されることなく、流されることなく、前を見つめて歩きます。私が私の言葉で主張することに意義があり、私が私であることの何よりの証です。私は特定秘密保護法に反対します。2014年10月25日」

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若者の街渋谷。雑踏を行きかう圧倒的多数の若者たちは、やはり無関心のままなのか?
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・SASPLは安倍政権が集団的自衛権行使を容認する閣議決定を行うという、「解釈改憲」に反対する緊急抗議行動を呼びかけていたことを、彼らのWebで初めて知った。6月30日と7月1日の官邸前・国会前は、突然のようにどこからともなく現れた学生や若者が遅くまで続いた抗議行動の中心となったのはそのためだった。

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「長崎から上京した翌日が3・11。入学式は中止になり、授業は5月からでした。今のぼくたちの生活を見返してみてください。震災などなかったことのようになってしまいました。街ではレイシストが東アジアの友人たちを平気で我が物顔でののしるようになりました。(長崎で戦争を体験した)おじいさん、おばあさんが不安だと言う様になった。戦争に突入した時代にとても似てるっていうんです。先の戦争では国民が国家のために死にました。果たして、政権は国民のための国家へと国が歩もうとしているか」(林田さん)


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・学生たちが主催した今回のデモが、参加者が2000人ほどに膨れ上がり、盛り上がったは、首相官邸前や国会前、地元で日常的に政府の間違った政策などに対する抗議集会やデモlを実施してきた大勢の先輩たちの応援参加によるものであることは、付け加えておきたい。

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◯取材印象記
 ボブ・マーリーの名曲「Get up, Stand up」( for your rights!)のメロディを使ったコールが耳と心に心地よく響いてきた。

・参考資料:昨年末と6月から7月にかけての反対行動

 現代の治安維持法となる「秘密保護法案」は廃案すべき! The state secret bills is the modern times' Internal public order act of war time should be abondoned.

 http://asama888.cocolog-nifty.com/blog/2014/06/index.html9条をなきものにする「安倍政権即時退場」を求める市民の叫び(Abe Fascist Get Out !)

 憲法9条の死文化を狙う安倍首相による解釈改憲に反対する(閣議決定前夜) Abe's attempt to kill the antiwar Constitution

 憲法9条の死文化を狙う安倍首相による解釈改憲に反対する(閣議決定当日) The Day Of NO RETURN.(Near Death of Article 9)


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コメント

アベノミクスの理想と現実を、わかりやすい図にまとめた画像
http://matome.naver.jp/odai/2141641832255162901

なるほど・・・。一番上のグラスを下のグラスが支えきれなくなると崩壊するわけですね・・・。

投稿: 通りすがり | 2014年11月23日 (日) 08:56

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