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2014年7月の投稿

2014年7月 3日 (木)

憲法9条の死文化を狙う安倍首相による解釈改憲に反対する(閣議決定当日) The Day Of NO RETURN.(Near Death of Article 9) 

(写真はクリックすると拡大します)

 来年で敗戦70年となるいま、兵隊の命も民間人の命も財産も犠牲にして恥じることのなかった日本の軍国主義。近隣諸国にたいする侵略戦争を認めようとしない安倍晋三政権だからこそ、単なる解釈の変更により、冷徹に9条もろとも平和憲法を葬り去ろうとすることができた。

 安倍内閣による閣議決定の意味はそういうことだ。戦争の反省がない愚かな議員を数多、国会に送り出した全国の有権者の責任が問われ、そのツケは原発再稼動を許し、処分できない核廃棄物を未来世代に永劫に残すことと根底で完璧につながっている。

7月1日(火)閣議決定された日の官邸前

 安倍自民公明連立政権は、この日の夕方、臨時閣議で集団的自衛権行使を容認閣議決定をした。
官邸前は午前中には第一弾の抗議が行われ、閣議決定前の午後3時からの抗議行動が、「戦争をさせない1000人委員会」から呼びかけられていた。当初は前日ほど若者が多くない印象を受けた。しかし・・・

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「憲法守れ!9条守れ!解釈改憲絶対反対!閣議決定絶対反対!」

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「集団的自衛権はいらない!戦争いらない!戦争いらない!いらない!閣議決定いますぐ中止!中止!」

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_aaa1264神田香織さんと門下生も参加。


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「ぼくらの声を聞いてよ晋三!ぼくらの声を聞いてよ 那津男! 安倍さんいらない!山口もいらない!ストップ改憲!ストップ改憲!憲法壊すな!憲法壊すな!」

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 昨夜は開放された国会側の歩道は機動隊により封鎖され、参加者の動きが封じられた。官邸前の抗議は歩道上での身動きが取れなくなった。これまで市民を締め出すことしかしなかった国会記者会館。歩道からあふれる参加者で駐車場は開放同然となった。

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「閣議決定 絶対反対!閣議決定 絶対反対!閣議決定 絶対反対!9条壊すな!9条壊すな!9条壊すな!」

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 国会正門前で、毎週金曜日に「希望のエリア」を主催する紫野明日香さんと娘さん。

_8ds9001かつての旧日本軍による性奴隷被害者となった中国の郭喜翠さん(昨年死去)の写真を掲げ、自衛隊の海外派兵が侵略の歴史と重なることを意識した参加者もいた。

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「安倍は辞めろ!安倍は辞めろ!安倍は辞めろ!いますぐ辞めろ!」

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 暗くなるとともに、コールが一気にヒートアップしてきた。

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「安倍は辞めろ!安倍は辞めろ!安倍は辞めろ!」
「安倍を倒せ!安倍を倒せ!安倍を倒せ!」
「独裁止めろ!独裁やめろ!独裁止めろ!」

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「ファシストくたばれ!ファシストくたばれ!ファシストくたばれ!」
「ファシストうせろ!ファシストうせろ!ファシスト失せろ!」
「やつらを通すな!やつらを通すな!やつらを通すな!」

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_8ds9607ドラムを一心に叩き続ける男性。激しいコールはドラムビート抜きには拡散しない。

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 「憲法壊すな!憲法壊すな!憲法壊すな! 9条守れ!9条守れ!9条守れ! 安倍は辞めろ!安倍はくたばれ!安倍を倒せ!」延々と怒りをこめたコールが続いた。

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 二夜続けて参加する大学生たち。

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 午後10時を回っても、「改憲反対!」「9条壊すな!」「安倍は辞めろ!」「戦争反対!」「平和を守れ!」「憲法壊すな!」「ファシスト許すな!」「ファシストくたばれ!」「安倍は辞めろ!」コールはトーンダウンしない

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 安倍政権の暴挙に静かに抗議の意思を示す若者も多い。

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_8ds9764大学生の山本さん。この日のために、9条が危機に瀕していることをアピールするグッズを持参。創作活動が好きという山本さんは、秘密保護法反対や反原発行動にも参加してきたという。

 二夜連続の抗議行動をテンション高く、保ち盛り上げたのは若者たちだった。今後の抗議が熱く続くのかどうかは、彼ら次第でもある。

◯取材後記:
 6月30日の抗議をまとめた第一弾はこちらをクリック。→「憲法9条の死文化を狙う安倍首相による解釈改憲に反対する(閣議決定前夜) Abe's attempt to kill the antiwar Constitution 」


 「これは解釈に名を借りた憲法の破壊、憲法の無視」だと保守派憲法学者の小林節慶大名誉教授が言い切っている。「9条破棄に等しい暴挙」と東京新聞は社説で非難した。朝日新聞でさえ、「憲法が骨抜きになった」と批判記事を展開している。

 タイのように、日本にも憲法裁判所があれば、安倍首相は憲法違反を犯した罪で即刻失職となるはずではないか。首相自ら憲法違反を起こしたのだから、閣議決定は憲法違反だとの訴訟が一気に始まることは間違いない

 名古屋高裁で、「航空自衛隊のイラクでの活動は武力行使を禁じた憲法9条1項に違反する」違憲判決を獲得して勝訴した名古屋の川口創弁護士は最近のブログでこう記している。
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 「10年前に、仮に9条の「解釈改憲」を行って「集団的自衛権行使」が可能だとしてしまっていたら、日本の自衛隊はイギリス並みの派遣となった可能性は十分にあります。
 イギリス兵はイラクで179名が命を落としています。日本の自衛隊も、戦争の前線に送り込まれ、多くのイラクの市民の命を奪い、また、自衛隊員の多くも命を奪われた可能性は否定できません」

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 憲法を正式に改正せず、一内閣が、一首相が自衛隊の海外派兵を判断することになる意味は川口弁護士の指摘するとおりだ。民主主義の無視であり、憲法の根本精神となっている主権在民を無視する行為にほかならない。徴兵される可能性が出てきた若者たちを含め、子育て世代も一緒に、「ファシスト失せろ!」「ファシストくたばれ!ファシスト通すな!」と叫ぶ必然性がそこにある。

 
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2014年7月 2日 (水)

憲法9条の死文化を狙う安倍首相による解釈改憲に反対する(閣議決定前夜) Abe's attempt to kill the antiwar Constitution 

(写真はクリックすると拡大します

_aaa1574安倍晋三自民公明連立政権が、集団的自衛権を閣議決定したことを報じる7月1日の朝日、東京新聞朝刊。

 子どもほどの分別もなく幼稚な安倍晋三(首相)が、一内閣で憲法解釈の変更をし、戦力を強化した自衛隊の海外派兵を可能にする閣議決定を昨日の7月1日に行った。9条により歯止めがかかっていた自衛隊の海外での活動は、専守防衛の枠を取り払い、米軍の下請け軍隊の役割を果たす方向へ舵を切った。
「9条破棄に等しい暴挙」だ。

 首相官邸前は、二日間にわたり集団的自衛権を容認する閣議決定に反対する若者や中高年でごったがえした。昨年末の秘密保護法に大反対する市民が集結した時以来だ。閣議決定前夜となる6月30日と閣議決定当日の7月1日の二日間を、二回に分けてフォトルポする。両日ともに1万人以上が参加した模様だ。

◯6月30日(月) 
・国民安保法制懇(6月30日夕方、参議院議員会館講堂)

_aaa0995web「集団的自衛権の行使を認める閣議決定の断念を求める」記者会見。
 左から伊藤 真(法学館憲法研究所所長、弁護士)、 大森 政輔(元第 58 代内閣法制局長官)、阪田 雅裕(元第 61 代内閣法制局長官)、小林 節(慶應義塾大学名誉教授・憲法)、伊勢崎賢治(東京外国語大学教授・平和構築/紛争予防)の各氏。

_8ds7507_2小林節氏
「これは解釈に名を借りた憲法の破壊、憲法の無視。後になって歴史の転換点となってしまう。制服を着た日本人が、戦場で人を殺し殺される関係に立つんだと説明して納得してもらってから憲法改正すればいいことだ。公明党には本当にがっかりしました」

_8ds7539阪田雅裕氏
「閣議決定されれば一つのルビコンを渡ることになるのは間違いない。国家の正当防衛権利ともいうべき個別的自衛権と、他国の防衛権であり戦争の参加権ともいうべき集団的自衛権とは本質が違う。相当に思い切った緩和をし、さらも危険な地域での自衛隊の活動を含んでいる」


_8ds7592伊藤真弁護士

「武力行使の8つの事例がすべて行使可能であるならば何の歯止めにもならない。政府の一存で何でもあり。行使が難しいとすればなぜ解釈変更が必要なのか。必要性がそもそもない。これだけの重大なことを密室で決定し進めることはあってはならない。立憲主義ではあってはならない」

首相官邸前抗議行動(6月30日 午後6時~11時すぎ)
 
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 抗議開始の午後6時までには、官邸前の歩道はすでに埋まっていた。仕事帰りと思われる世代が続々と押し寄せ、ただならぬ気配が漂い始めていた。若者の姿が消え、退職した世代や中高年世代が9割を占めるようになった官邸前。これはスゴイ数になりそうだとの予感がした。 

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 官邸前の抗議行動に初めて参加する若い世代が増えた。昨年12月いらいといえるほど、大学生を含む若者層が官邸前に戻ってきた。中高年の数をしのぐほどとなった。あふれた参加者は国会側の歩道を埋めていった。

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_8ds7951福島原発告訴団の武藤類子さんや森園かずえさんらも、いてもたってもいられずに福島県から参上した。


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 官邸前交差点の決壊が近いと感じはじめたが・・・・・・・・。

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「安倍晋三は憲法壊すな!」「安倍晋三は憲法守れ!「安倍は辞めろ!」

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「安倍は辞めろ!いますぐ辞めろ!憲法壊すな!安倍は辞めろ!」

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 年末の秘密保護法反対の時いらいの、「ファシストくたばれ!」コールが帰ってきた。「ファシスト失せろ!」コールが違和感なく叫ばれる政治状況となってきた。

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◯取材後期
 6月28日の「緊急!さようなら原発首都大行進」の集会で、内橋克人さんが恐ろしいことをぽつりと言ったことを思い出す。
「解釈改憲して集団的自衛権行使を行使するようになったら、いづれは日本を守るために核武装が必要だと言い出すに決まっています」


 7月1日の抗議行動は明日、第二弾として公開します。 


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