「秘密はいやだ! U-20デモ」が実施された
(写真はクリックすると拡大します)
現代の治安維持法、稀代の悪法ともいわれる「特定秘密保護法」が、安倍自公政権の強行採決により成立してから50日。官邸前や国会議事堂周辺で、「ファシスト失せろ!」「悪法反対!」などのコールを上げ続けた市民が街頭に戻ってきた。公然と民意を否定する政府に対する憤りと怒りを心に刻んだ、10代の若者世代が中心となったデモだった。
1月26日に、秘密保護法に反対し、廃案を呼びかける高校生や大学生による独自企画の緩やかなデモが渋谷で開催された。U-20(アンダートゥウエンティ)とオーバー20の応援団合わせて650人(主催者発表)が参加した。アップするのがちょっと遅くなってしまったが、写真で紹介しておきたい。
U-20の後見人のようなデモ経験百戦錬磨のサポーターのみなさん。
「U-20デモ」を企画した高校2年生の柴野風花さん(マイクを手にする)。
秘密保護法に反対し、連日、議事堂前の反対コールに参加した高校3年生の塔島麦太さんも参加し、コールをリードした。
塔島さんと同様、議事堂正門前で秘密保護法反対を叫んだ女子高校生。沿道の同世代が違和感を感じないような服装で参加。反応は良かったと感じたそうだ。
福島市から駆け付けて参加した30代の女性(赤いコート)。原発事故により避難生活中。福島市での公聴会反対の抗議にも参加した。
Ⓞ取材後記:
「沿道の視線が思ったより良かった」と塔島さん。彼は進学しないで仕事につくと話した。秘密保護法反対も脱原発抗議も、参加できるものは続けていくと言明していた。長島さんは、「沿道の若者に知ってもらうきっかけとなった」ことを素直に喜んでいた。それにしても、大学生の姿がまばらに感じた。高校生よりも大学生の方が、感性が鈍いのだろうか。それとも、大学生の世代は親の後ろ姿を見て育った生き方が、自分たちの人生を左右する社会や政治の問題が目の前にあっても、見て見ぬふりをすることが身についてしまったのだろうか。
ともあれ、現に政府のやっていることがおかしいと感じたら、自ら行動し、反対の声を上げ、同世代に呼びかける10代がこれだけいることは、希望の一つであることは間違いない。
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