【第2回高田馬場☆ニューイヤー脱原発デモ】
(写真はクリックすると拡大します)
都内で今年最初の脱原発・秘密保護法反対のデモが開催された。説明は必要ないので、写真をたくさん掲載し、参加者と同じ思いで新年を迎えた全国の読者と共有したい。なお、写真の合間合間に安倍晋三(首相)の年末年始の動向と発言を抜き出してみた。
「戦後民主主義の終焉」「フクシマ 生涯にわたる阿修羅として」。紅白の大幟を掲げる男性。「だが、せめて抵抗しながら滅びようではないか」の文言が突き刺さる、2014年の闘いの始まり。
・安倍首相、靖国神社を公式参拝。(2013年12月26日、安倍第二次政権開始から1年目)
中国と韓国が反発し、米国政府は「近隣諸国との緊張を悪化させるような行動に失望した」と批判。
「神社への参拝によって日本のリーダーは平和主義から離脱する姿勢を鮮明にした」(ニューヨークタイムズ)
・「積極的平和主義の下、もっと世界の平和と安定に貢献する。国民の生命・財産、美しい海、領土、領空、日本人の誇りを断固守り抜く」(1月4日、山口県下関市で)
・「日本を取り戻す戦いに挑んで1年以上が経過した。デフレ経済、そしてマイナス成長のなかで、沈み込んでいた日本が、今やっと自信を取り戻し始めている。まさにこれからが正念場だ」「強い経済を取り戻し、そして復興を加速させ、社会保障制度を充実させ、教育再生を進め、日本を女性が輝く社会にし、そして、『積極的平和主義』の下、世界の平和と安定に貢献していく」(4日、山口県で)
東電は柏崎刈羽原発6・7号機の再稼働計画を公表(2013年12月25日)
金融機関11社は、5000億円を東電に新規融資。
中高年も。参加者にとって、秘密保護法と原発反対の意思表示は切っても切り離せない。
「原発情報隠す特定秘密保護法 反対だにゃ」。原発に反対する参加者は、当たり前のように、秘密保護法にも大反対の声を上げた。
「NO! SECRECY LAW! NO! NUKES」
早稲田の銭湯「松の湯」前を通過。
・安倍首相は沖縄県の仲井真弘多知事と首相官邸で会談。基地負担軽減策に対し、仲井真氏は「驚くべき立派な内容だ」と評価。(12月25日)
米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設問題で、仲井真沖縄県知事が辺野古埋め立てを正式承認(12月27日)
安倍首相:「英断に感謝したい。県民の負担を少しでも軽減すべく、できることはすべてやっていく」(同27日)
デモ終了後の公園で、普天間基地の辺野古移設に反対する横断幕にメッセージ署名を求めていた女性たち。
安倍自民公明(創価学会)連立政権の、1年間の政治に対する参加者の怒りを一言で表現。参加者は600人(主催者発表)。
・「この春こそ景気回復の実感を収入アップという形で国民に届けたい」
「当面は原発をベース電源とし、新規制基準をクリアした原発再稼働を進める」と、伊勢神宮参り後の年頭会見で発言。(6日)
・安倍首相、公明党などが唱える無宗教の国立追悼施設の建設構想を否定。(6日)
・2014年の自民党運動方針案:「全国で対話集会を行い、改憲の実現に向けて党全体として積極的に取り組む」(6日)
・取材後記
安倍自民党・公明党連立政権が向かう方向性は明らかだ。与党補完政党も加え、憲法が拡大解釈され、国民生活の根幹を一変させる全ての重要事項がなし崩しにされてしまうかどうかの瀬戸際の年になることは間違いない。
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PS:筆者の取材活動のサポートはこちらをごらんください→フォトジャーナリスト山本宗補プロジェクト支援
・こちらは「戦後はまだ・・・刻まれた加害と被害の記憶」写真展巡回展 開催希望者 募集Webです。
「あなたの手で、「終わらない記憶」を伝えてゆきませんか」
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