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2013年11月の投稿

2013年11月20日 (水)

現代の治安維持法となる「秘密保護法案」は廃案すべき! The state secret bills is the modern times' Internal public order act of war time should be abondoned.

(写真はクリックすると拡大します)

安倍独裁政権への入口から透視する近未来
 秘密指定が妥当かどうかを首相が第三者的視点から監督指示する条件で、安倍政権にすり寄りたい「安倍補完政党」は法案に賛成した。日本語も分からない国会議員の幼稚な政治感覚と、世襲議員の愚かさを痛感した。

 安倍晋三(首相)が年内成立にやっきとなる特定秘密保護法案。秘密保護法はズバリ「情報統制」法だと指摘されている。いま、もし秘密保護法が成立し、来年の通常国会で安倍政権が成立させようとしている「国家安全保障基本法」も成立していたと仮定したら、ここに掲載する写真が、国民に代わって目となり耳となり皮膚となって、国民の知る権利の行使という使命をジャーナリストが果たせるかどうかが危うくなることは明らかだ。

 最初の写真は原発事故から一月半後の2011年4月下旬に、原発の北西約20㌔の浪江町の幹線道路で検問する神奈川県警機動隊の隊員を撮影したものだ。この先は、原発から半径20㌔圏の立入禁止区域。20代の機動隊員が、文科省による空間線量が毎時30マイクロシーベルト以上ある(手にする国産の線量計は19.9マイクロシーベルトまでしか測定できない)高濃度に放射能汚染された場所で、花粉症マスクと手袋なしで肌を露出させるという、ほとんど無防備に近い体制で職務を遂行していることが写真からわかる。
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 仮に一日8時間、写真のように屋外で検問したとすると、240マイクロシーベルトの積算線量を浴びる計算になる。5日間で法令上の被ばく限度の年間1ミリシーベルトを軽くこえてしまう。(屋内での被ばく量は含めていない)警戒区域入口の検問所は、全国の県警が2~3週間おきに交代していた

 この写真は、警戒区域で何が起きているのかを、国民から遠ざけようとした警察機構トップや、政府が、若者にほとんど無防備で職務を強要した都合の悪い事実を示す証拠写真となる。このような写真もネットや活字媒体で自由に報道できなくなるかもしれない。処罰さえ覚悟しなければ報道できないかもしれない。

_aaa0029敦賀原発正門前。「撮影しないで」と民間警備会社の警備員が止めようとするが、私は公道上を歩き、移動している。(2011年10月撮影)

Photo敦賀原発のPR館に展示されている敦賀原発の立地模型。原発の敷地の全容が誰にもわかり易い展示だけに、悪用されやすい。テロ対策として無防備すぎることは明らか。こうした写真も掲載不可となるかもしれない。掲載したら、捕まるかもしれないのではないか。そうした懸念が積み重なって、報道が自己規制をはじめ、委縮が進行する


_dsc2347高速増殖炉「もんじゅ」の真向かいにある漁港で釣りをする若者。中部圏や関西から釣り客が殺到する人気スポットという。もんじゅと漁港の距離は1㌔未満。もんじゅの警備さえもおろそかなことは明白。

 以下の二点の写真は、原発事故後に警戒区域に設定された原発から半径20キロ圏内で撮影したものだ。原発事故による実害を記録し広く伝えようとするもので、事故責任者の東電や政府にとっては、国民に広く知られては都合の悪い事実。これらも正式な立入の許可を得ていない取材行為として、「秘密」指定扱いされ、報道されることができないかもしれない。

Photo_2原発から約10㌔の富岡町の畜産牧場。立入禁止に指定された警戒区域では、餓死した牛の死骸が放置されたままだった。2012年4月撮影

Photo_3原発から10㌔強の浪江町。ある酪農家の牛舎では、餓死しミイラ化した乳牛の死骸がそのままだった。2011年12月撮影。

秘密保護法案絶対反対抗議(官邸前と有楽町マリオン前)
_8ds8526首相官邸前、11月15日。
「気分はすっかり独裁者?!」「特定秘密保護法絶対反対」「沈黙は承認」 こうして権力者を批判する表現行為や意思表示も、公安(いづれは自衛隊公安担当?)に監視される時代になるのかもしれない。

 安倍首相の独裁志向はすでに始まっている。集団的自衛権行使容認派の人物を内閣法制局長官に任命し、NHK経営委員会に4人の「お友達」を新委員として送り込み、原発輸出のトップセールスマンとしての突出ぶりは言及する必要もない。

 暴走する政府を止め、方向を正すのは国民に与えられた責務だ。近未来に、上に掲載したような取材と写真が不可となるような事態になってからでは遅い。そうした危機感を共有する市民や国会議員が抗議活動を各地で展開し、弁護士やジャーナリストが反対声明を次から次へと出している。世論調査の8割ほどが、あわてて成立させる必要はないとする結果が出ている。


 秘密保護法案に巧妙に挿入された「その他~~~」の条文は、36ヶ所から32ヶ所に減ったが残された。法律を運用する側の都合で、復興予算も被災地外で公然と流用され、憲法さえも恣意的に拡大解釈されてきた。

 政府に反対する市民の抗議活動が、脱原発であろうと、TPP反対であろうと、米軍基地反対であろうと、オスプレイ反対であろうと、秘密保護法案反対であろうと、「その他」の範疇に恣意的に含まれたら、いづれ活動制限され、市民も取材者も弁護士さえも処罰の対象にさえなりかねない。それがこの法案の恐ろしさだ。

_8ds7904首相官邸前、11月13日

_8ds8439首相官邸前、11月15日

_8ds7963首相官邸前、11月13日

_8ds8381首相官邸前、11月15日

_8ds8495首相官邸前、11月15日

・11月13日、平日の夜の有楽町マリオン前。超党派で共産、社民、民主、生活、新党大地各党の代表がリレースピーチした。
「何が秘密か、それは秘密です。憲法の三権を脅かすとんでもない法案。原発やTPPについても秘密扱いにされかねない。行きつく先が集団的自衛権の行使と憲法をないがしろにすること」(穀田恵二共産党議員)

_8ds7598有楽町マリオン前、11月13日。「68年間沖縄で生きてきたので直感でわかる。沖縄の人はみんな見抜いている。この法律は日米軍事一体化、憲法解釈を変え集団的自衛権の行使、実質的な9条の改憲です」(照屋寛徳社民党議員)


「もし成立したら報道の自由が脅かされ、国民が重要なことを知ることもできなくなる」。有田芳生民主党議員は、地下鉄サリン事件発生3ヶ月前の新聞スクープで、サリン残留物が山梨県で発見されたという報道さえもできなくなると指摘

_8ds7690同、11月13日。
「議員が持つ国政調査権も危ぶまれます」。国会議員最年少の鈴木貴子新党大地の議員


_8ds7740同、11月13日。
「条文の中には、外国政府に秘密を提供できるとある。議員にも国民にも教えない。でも外国の政府に秘密を提供できる。おかしいじゃないですか。どっち向いている政府なのか」(福島みずほ社民党議員)。

_8ds8049首相官邸前、11月13日。

_8ds6917新宿駅東口広場、11月3日。憲法公布67周年を記念した、若者へのアピールを狙った憲法誕生日フェスが新宿区内で働く若手弁護士を中心とした主催者により実施された。
Photo_4戦争は秘密から始まる」。同上のフェスで配布された、秘密保護法案のおかしさを分かりやすく説いたチラシ。

Dsc_0377在日米軍は基地を市民に解放する友好祭で、子どもにも本物の兵器を持たせることに平気だ。(在日米軍横田基地、2007年撮影)

Dsc_0275横須賀米軍基地の監視活動を市民グループが続けているが、米軍基地に近づき、米艦船や海上自衛隊の艦船の動きなどを撮影することも「不可」となりかねない。平和船団おむずび丸。(2007年7月)

Dsc_0425海上自衛隊の艦船。(同、2007年撮影) このような写真の撮影も掲載も「不可」になるのかもしれない。

秘密保護法と治安維持法
 68年前に310万人の日本軍、民間人の犠牲を経て敗戦となった無謀な戦争中、治安維持法が国民を縛り大本営発表となった。戦争反対の声を上げると、特高(今では公安警察)に捕まり投獄された。秘密保護法案の前身ともいえるその治安維持法が制定されたのは、真珠湾攻撃、東南アジアへの侵略戦争が開始する16年も前の大正時代末期。関東大震災(1923年)後の混乱から2年後の時期だったという。反対の声は少なかったとされる。

 仏教界で日中戦争に反対した妹尾義郎率いる「新興仏教青年同盟」(略して新興仏青と呼ぶ超宗派の個人の僧侶の全国的な集まり)は、1937年から38年にかけて特高により関係者約200人が逮捕され、組織は解散に追い込まれた。妹尾には懲役3年の判決が下った。

 軍国主義路線をつき進んだ軍部批判や政府批判を封じ、海外での戦争にまいしんするため、治安維持法は1941年に大幅改正された。国民が治安維持法に気づいた時は遅すぎた。今の時代とどこか似ていないだろうか

 ちなみに、秘密保護法の後に安倍政権が来年の通常国会で成立を目指す、「国家安全保障基本法案 」の第10条 (国際連合憲章に定められた自衛権の行使)と第11条 (国際連合憲章上定められた安全保障措置等への参加)は、「積極的平和主義」の美名で自衛隊が海外で集団的自衛権を行使することを認める条項だ。自衛隊の海外派兵は際限なく可能となり、憲法9条はあっても意味のないものとなり死文化すると指摘されている。

自民党が政権復帰する前に作成した国家安全保障基本法案 (概要)平成24年7月4日

 要するに、安倍政権は自民党にしがみつく公明党と、権力志向のみんなの党や維新の会を抱き込み、日本版NSC法案、秘密保護法案、国家安全保障基本法の成立を図ることによって、当初、口に出していた憲法96条の改正による改憲手順を取る必要もなく、実質改憲したことになる戦略で、日本社会を戦前に振り戻そうとしているも同然だ。(ちなみに、自民党憲法草案では、自衛隊は国防軍に、天皇は元首となる)。

を・自衛隊のPKO活動
 2002年9月から、陸上自衛隊は東ティモールに派遣され、国連東ティモール暫定行政機構(UNTAET)の要員として、主に道路補修や橋の架橋などの施設作業に従事していた。東ティモールは1999年8月、国連主導の住民投票の結果、激しい混乱と内戦を経て、インドネシアの占領から2002年5月に独立した。自衛隊の派遣は国連の独立支援活動の一貫だった。


Dsc_0085小学校の校庭を整備する施設部隊(2003年7月撮影)

Dsc_0071施設部隊の活動警備として、自動小銃を携行する自衛隊員。写真の地元の男性はナタを持ち歩くが、農業に必要で治安状況が安定しない当時は、護身用でもあったと思われる。(同7月撮影)

 こうした取材も、秘密保護法が成立していれば、いま以上に取材そのものが制限されることだろう。撮影した写真や記事に対する防衛省(自衛隊)の検閲も暗黙の了解事項となる可能性も高い。東ティモールでの自衛隊による道路整備や橋の補修は、民間企業の工事とは異なり、一時的な使用に限られるので恒久的なものではない。それでも民生部門に活動を限定することで、日本軍が占領した時代の日本とは大きく異なる印象を東ティモール住民に与えることが可能だ。しかし、解釈改憲により、国連平和維持活動参加の口実で、自衛隊の海外でも武力行使が可能となったら、果たしてどうだろうか。

11月20日以降の追加取材分は以下に続きます
125官邸前で連日、秘密保護法案廃案を叫ぶ火炎瓶テツさん。テツさんはレゲエ・DJ、パンク・ロッカーでアクティビスト。11月20日

「我々は修正してほしいなんて思ってないですよ。廃案ですよ!廃案!これは、えせリベラルを気取って票を取ってきたみんなの党の自殺行為ですよ。維新の会も自殺行為意ですよ。風見鶏ども、よく聞きなさい!秘密保護法反対の風こそ今吹いている正しい風だ!」

124官邸前、11月20日

123官邸前、11月20日

130国会議員会館前の座り込み抗議。11月21日

129秘密法に反対するすべての人たち大集合」、11月21日、日比谷野外音楽堂。日弁連の海渡弁護士

 「みんなの党や維新の会との間で決まった修正案。ふざけるなと言いたい。首相を第三者機関にする。ふざけるんじゃありませんよ。官邸で首相を取り巻く官僚たちが政府を牛耳ることになるだけ。治安官僚が支配する国家になってしまう。60年なんてふざけてますよ。ここにいる何人の人が60年後まで生きているのでしょうか。法案は一旦白紙に戻し、ツワネ原則に従って全面的に練り直す作業をするべきです」(海渡弁護士)

この日、平日の夜の緊急集会に1万人が参加した。全国14ヶ所で同時に反対行動が行われていると海渡弁護士。

12811月21日、同、日比谷野外音楽堂。

 「新聞労連は二年も前からこの法案に反対しています。この法案はジャーナリスト、新聞記者、発信しようとする者をなめきっています。広報発表以外は書くな、広報を通じた取材しか赦さないと国は言っているようなものです。この法案に対して中立はありえない。この法案は私たちの存在を否定しているからです。
 今日、新聞労連も加盟し、60万人を代表する国際ジャーナリスト連盟が、日本の秘密保護法は知る権利を損なうものだと批判しています。巻き返しはまだ可能です」 (新聞労連委員長日比野敏陽)

123_2同、日比谷野外音楽堂。

 「だまって捨てれば怖くない。知られなければ怖くない。やりたい放題なのが安倍晋三だ。知る権利がなければ民主主義なんて成立しない。こんな法律ができたら憲法は紙切れじゃないですか。政治家や官僚のやりたい放題。安倍晋三は道徳を教えたいという。都合の悪い憲法は捨てて良いと教えるんですか。
 情報は国民の財産です。都合が悪いからって隠してはならない、捨ててはならない、そうじゃないですか。政治家や官僚が都合が悪いからって隠してしまえる、捨ててしまえる、そんな社会には民主主義は存在しない」(平和フォーラム事務局長藤本泰成)

125_2同、銀座を行く1万人デモから。

127同、11月21日

 「どこまで民主主義を馬鹿にしてどこまで一人一人を馬鹿にする政権なんでしょうか。私たちの命は彼らの靴の下の小石ほどの重さもないのです。こんな時代を私たちはさらに深めていくのでしょうか。力尽くさずしてくじけるのは拒否しましょう。力尽くしましょうよ。私たちは崖っぷちに立っている。これだけの人が集まってくれたということは、まだまだ私たちはできるのです。明日に向かって歩いていきましょう。怒りましょう」(落合恵子)

132同、銀座を行く参加者。

◯追記
・11月22日、国連人権理事会が秘密保護法案に懸念を表明した。以下は毎日新聞特派員の記事。
 《国連人権理事会のフランク・ラ・ルー特別報告者(グアテマラ、表現の自由担当)は22日、日本の特定秘密保護法案について「内部告発者やジャーナリストを脅かすもの」との懸念を表明、日本政府に透明性の確保を要請した。国連人権高等弁務官事務所(本部スイス・ジュネーブ)が報道声明で発表した。

 ラ・ルー特別報告者は「内部告発者や、秘密を報じるジャーナリストを脅かす内容を含んでいる」と法案を批判。秘密漏えいによる損害が国民の「知る権利」という公益よりも大きな場合に限って秘密保持が認められるが、その場合でも、独立機関による点検が不可欠だと主張した。
 国家機密を漏らした公務員らに厳罰を科す内容が法案に盛り込まれている点について「違法行為や当局の不正に関する機密情報を『良かれ』と思って公にした公務員は法的制裁から守られなければならない」と指摘》


・こちらの記事も合わせてごらんください。「歴史を学ぶ意思のない首相と自民党は国民益を損なう」(2013年4月28日)
                ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◯取材活動支援のお願い
フォトジャーナリスト 山本宗補活動支援
ジャーナリストの活動を支えてください。

・郵便振替口座(加入者名 山本宗補)
00180-1-572729

・銀行振込
城南信用金庫
店番036 普通口座 ヤマモトムネスケ 口座番号340130

・こちらは「戦後はまだ・・・刻まれた加害と被害の記憶」写真展巡回展 開催希望者 募集Webです。
      「あなたの手で、「終わらない記憶」を伝えてゆきませんか」
    


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2013年11月 3日 (日)

最近の民意を発信する〈秘密保護法案反対と脱(反)原発〉

(写真はクリックすると拡大します)

 「『ねじれ』は民意を救い上げるための、完ぺきとはいえないまでも、大事な器だった。集団的自衛権、改憲、TPP、沖縄・・・・・・・。失望、落胆することばかりが、私たちの目の前で揃い踏みしている。それでも、わたしは持続する怒りを温め、丁寧に暮らしていきたい」。

 落合恵子さんが東京新聞夕刊の自伝的連載でこう記している(11月2日)。

 落合さんに見習って、私も影響力があってもなくても、Twitterやブログで、取材した民意をあきらめずに発信していきたい

 というわけで、写真展準備と9日間の写真展で動けずにいたので、終了後に取材した特定秘密保護法案反対パレードと脱(反)原発パレードなどをまとめてブログで発信しよう。例によって写真が中心だが。

・ちなみに、安倍政権は、大型台風が再び伊豆大島と関東圏に再接近している最中、25日に「特定秘密保護法案」を閣議決定した。憲法で保証された国民の「知る権利」を侵害する恐れがあるために、弁護士会も憲法学者もメディアも強く反対していることなどお構いなくだ

「法案によると、(1)防衛(2)外交(3)スパイ活動の防止(4)テロ活動の防止-の四分野のうち「国の安全保障に著しい支障のある情報」を行政機関の長が特定秘密に指定する」。罰則は最高懲役10年。(東京新聞10月25日夕刊Web版)

◯「秘密保護法案と立憲主義否定の国づくりに反対する10.29集会」(日比谷野外音楽堂集会→経産省前→国会議事堂脇→官邸前→国会議事堂裏門)

・主催は平和フォーラムで、自治労・日教組など様々な労組が中心で、平日の夜にも関わらず約2800人が集まった集会。一般市民の若い参加者も目立った
_8ds5889「秘密保護法案 私は!NO!」。手作りのプラカードを手に参加した大木晴子さん。

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_8ds5921_2「特定秘密保護法案反対」「知る権利は国民主権の基礎」

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_8ds5965>「為政者にとやかく言われる筋合いはない」「秘密保全法は治安維持法」
_8ds5993_2>「秘密保護法=戦争への一歩」

_aaa7900

_aaa7923経産省テントひろば前。反原発の横断幕と秘密保護法反対の横断幕が並んだ

_8ds6125

・ちなみに、24日の参院予算委員会で、安倍首相は、特定秘密保護法案について、「政権交代によって新しい大臣が誕生すれば、特定秘密の指定状況を確認し、改めて適否を判断することもあり得る」と答弁した。簡単に言えば、政権交代で大臣が変われば、秘密だっとものが秘密ではなくなり、秘密ではなかったものが、秘密に指定される可能性があると答弁しているに等しい。要するに、首相や閣僚や警察、公安トップによって、恣意的に運用される可能性がありますよと自ら認めている答弁だ。

憲法をこえた判断を首相らはいつからできるようになったのだろうか

_8ds6118

_8ds6227国会記者会館前で、「報道しろ~!」と繰り返しコールする参加者

_aaa7951社民党と民主党の議員の面々。衆議院・議員面会所では超党派の議員らが、参加者を出迎えた。

・「共同通信社が二十六、二十七両日に実施した全国電話世論調査によると、政府が今国会に提出した特定秘密保護法案に反対が50・6%と半数を超えた。賛成は35・9%だった。慎重審議を求める意見は82・7%を占め、今国会で成立させるべきだとする12・9%を上回った。
 東京電力福島第一原発の汚染水漏れに関し「全体として状況はコントロールされている」との安倍晋三首相の説明を「信頼できない」とした人は83・8%で「信頼できる」は11・7%だった」(10月28日東京新聞Web)

・ちなみに、秘密保護法案は米政府の強い意向で安倍政権が慌ただしく成立させようとしている。この法案に隠されているのが、米国家安全保障局(NSA)の日本版となる、NSC(国家安全保障会議)設置問題。外交と安全保障の分野での首相官邸の司令塔機能を強化するためというが、秘密保護法とセットで設置法案審議が始まった。
 米NSAは、ドイツのメルケル首相などの携帯電話を長年盗聴してきたペンタゴン(国防総省)の諜報組織。安倍首相が改憲後に自衛隊を国防軍としてから、日本版NSCは国防軍の諜報組織と一体となることを今から想定するほうが現実的だと思う。

◯「脱原発スーツデモin新橋~もう黙っちゃいられん!俺たちサラリーマンも怒ってるんだ!」(10月30日)
(新橋烏盛森口・桜田公園→外堀通り→日比谷通り→東電本店前→新橋日比谷口前)
初めての試みで、官邸前の常連さんが主催し、twitterやホームページなどで呼びかけたら参加者は何と550人~600人。報道陣の数も多かった

_8ds6342_2集合時間よりも早くに勢ぞろいした参加者。気合が入っている。桜田公園。


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_8ds6365脱原発アピール度を競う大会の入場行進のようにも見える整然としたパレード


_aaa8031お母さんと走る未来のソウリ。総理大臣になったら全部の原発を止めたいと語る9歳。革靴がなかったそうだ。


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_8ds6450新橋界隈の目抜き通りとなる外堀通りをパレードする参加者。

29日、安倍(晋三)首相は、5月に原発をトップセールスしたトルコに国会会期中にも関わらず出かけ、三菱重工業、伊藤忠商事などの企業連合体による原発建設受注を現地で喜んでいる。新聞で報道される安倍首相のコメントはこうだ。

「福島第1原発の経験と教訓を世界で共有することにより、世界の原子力安全の向上を図っていくことは我が国の責務」「トルコなどの原子力協力を求める国に制度整備や人材育成の支援を通じ、安全確保を促す」

_aaa8073東電本店前

小泉純一郎元首相が、安倍政権、自民党の政策に反した、「原発はゼロで良い」と各地の講演で熱弁をふるっていることが話題になっている。脱原発を求める野党は歓迎している。小泉元首相と社民党の新しい顔、吉田忠智党首と脱原発をめぐり会談したのは29日だった。両者は「原発ゼロ」で一致したと報道された。

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_aaa8081

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_8ds6545
平日の水曜日の夜。仕事帰りのみなさんだが、それにしてもよく集まったものだ。

_aaa8086「政治に愛がないじゃないか 脱原発」

・参加者の声次第では第二回も開催される可能性は高そうだ。

◯原発作業員ハッピーさんの著書「福島第一原発収束作業日記」(河出書房新社)
 原発事故直後からの収束作業に従事し、匿名で現場情報をTwitterで発信してきたハッピーさん(@Happy11311)。7万人をこえるフォロアーを持つハッピーさんのつぶやきが本になったのがこれだ。

ハッピーさんは、原発労働者の収入も身分も健康管理も全く保証のないままでは、原発作業員は確保できず、40年での廃炉はできないと断言。「1F廃炉法」のような時限立法で、東電から収束廃炉作業を切り離し、新たな組織でコストを度外視した収束作業にしなければどうにもならないことを現場から指摘している。超オススメ本だ。_8ds6831

第77回金曜日官邸前脱(反)原発抗議行動(11月1日)
・官邸前の参加者の熱気はあまり変わりがないが、特定秘密保護法が急浮上してからというものの、戦前の治安維持法を想起させる政府自民党案に絶対反対の意思を表示しようとする参加者が急増した。3・11後、東電や政府のウソを経験し、1F(福島第一)の汚染水問題や収束関連情報、今後に起こりうる原発事故の情報さえも隠される可能性が高いと誰もが感じ、危機感を持っているからだろう。

_8ds6762独りで参加する常連さん


_aaa8211「原発は時限核爆弾だ!!」(郵政産業労働者ユニオン)


_8ds6575何と言っても目立つ、「天皇にお手紙書いちゃいけないの?」

_aaa8168大阪から上京して官邸前抗議に参加した目の不自由な30代女性。付添いの方もご一緒。参加5回目だそうで、季節によって衣装を変えるのが楽しみとのこと


_8ds6716

_8ds6658

_8ds6745

_8ds6675ファミリーエリア

_aaa8191夫婦で参加し、移動しながらコールする参加者。


_aaa8176海老名市からの常連の脱原発おばさん。秘密保護法も出てきて体がいくつあっても足りないと、プラカードが増え、駆け付けないといけないイベントが増えたことをこぼす

_8ds6664山本太郎さんのサポーター。「秘密保護法に反対しよう」のプラカードでアピール。

_8ds6598この参加者のプラカードが、原発問題に限らず、安倍政権下での政治状況が、民意を封殺する戦前の時代に戻りつつある危険性があると、有権者が嗅ぎ取っていることを象徴している。

「原発データも隠してデナイ 秘密保護法いよいよ登場 私も監視逮捕投獄か コワーイ アベノ空気は戦前模様!」

◯追加情報
・米紙ニューヨーク・タイムズ傘下の国際英字紙「インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ」
《29日付(電子版)の社説で、安倍政権が今国会での成立を目指す特定秘密保護法案について「国民の知る権利をむしばむ秘密保護法」などと批判した。社説の題名は「反自由主義的な秘密保護法」。同法案が定める「特定秘密」の指定について運用指針がないことを問題視し、「定義づけがあいまいなことで、政府が都合の悪い情報をいくらでも特定秘密に指定できる」と恣意(しい)的な運用への懸念を示した。
「ジャーナリストを最高5年の懲役刑で脅すことにより、政府の不透明さが一層増すだろう」などと批判した。》(毎日新聞10月31日web版)

・秘密保護法案に憲法や刑事法研究者らが28日に反対声明を発表している。
 憲法・メディア法研究者による声明には142名、刑事法研究者の声明は123名、合わせて265名が特定秘密保護法案に反対声明を出した

「法案の問題点として、特定秘密を第三者の点検を受けず政府の判断で指定し、漏えいや取得に厳罰を科して、調査活動をする市民や記者も罪に問われる点を挙げた。その上で「国民の『知る権利』を侵害し憲法の国民主権の基盤を失わせ、憲法に基づいて国民が精査すべき平和主義に反している」(東京新聞10月29日の記事はこちら→→「秘密保護法案 265人反対 憲法の3原則侵害」)

OurPlanetTVで記者会見の模様が視聴できる。「秘密保護法案「現代の治安維持法だ」~学者ら反対声明」

・日弁連(日本弁護士連合会)の反対声明と、秘密保護法案の大きな問題点の解説(←←クリックしてください)

・ハッピーさんのつぶやきは、JVJAが2011年2月から編集発行するオンラインPDFマガジン「fotgazet vol.07」(2013年4月発行)で、 「原発作業員 ハッピーさんのTwitter録 @happy11311」として、いち早く報道した。もちろん、ご本人の承諾を得て、JVJAが独自に膨大なつぶやきの中から選び、写真を付けて編集したものだ。

(重要)事故直後からTwitterで事故現場の情報を匿名でつぶやき始めたハッピーさんの情報は、実はもし秘密保護法案が国会を通って法律となってしまったら、ほぼ間違いなくつぶやくことはできない内容に満ちている。

 当事者の東電本店や大手マスコミさえも知る機会のなかった原発事故現場の情報の一旦は、まぎれもなく政府にとっては不都合な真実だ。
 秘密保護法案などというものが社会をおおい始めたら、ハッピーさんはこれまのように、自由に、また自分の身分を明かさない程度につぶやき、より正確な情報を手に入れて家族を守ろうとやっきとなってきた市民の知る権利に貢献することは不可能となるだろう。
 それだけでなく、ハッピーさんは、投獄されるかもしれないし、ハッピーさんのTwitterを出版するなどという出版社は、怖くなって自己規制することだろう。

 それほど表現の自由を奪う可能性のある恐ろしい法律案が「特定秘密保護法案」なのだ。

購入はこちらから(600円/ダウンロード販売のみ)fotgazetのホームページhttp://www.fotgazet.com/

蛇足
 要するに、1:原発問題に特化した活動を継続することで、民意を発信し続ける場を官邸前に確保することの重要さ。

 同時に、2:秘密保護法、集団的自衛権、TPP、消費税増税、被災地の復興、米軍基地問題、教科書問題、憲法改悪など全ての分野で、安倍政権復活による戦後生まれの議員が多数を占める自民党が、まるで軍人が政治経済、外交、全ての実権を握り、天皇制の下でアジアの中の独立国として歩む道を大きく踏み外した戦前戦中の時代に後戻りしようとしていることに気づく必要がある。

戦争体験者の聞き取りをし、戦前戦中の教育や情報統制を知れば知るほど、戦後生まれの私にも戦中派の危惧が実感として嗅ぎ取れるからだ。

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