雨中7・6官邸前再稼働反対脱原発集会
(写真はクリックすると拡大します)
福島の取材で留守中の官邸前の脱原発集会は、6月22日、29日と一気に勢いを増していた。私にとっては2週間ぶりとなった官邸前は、警察による念入りの通行規制と道路封鎖などで、参加者にとっては官邸前交差点に近づくことさえできなくなるほどに、がんじがらめの規制が張られていた。報道も同様に自由に動くことさえできずに、撮影場所が限定される中で、消化不良を感じた。私の場合は遅くになって現場に着いたのもあって、官邸に向かって叫ぶ市民や坂本龍一さんなどの表情を撮影できなかったのは残念ではあった。
とはいえ、降り続ける雨は参加者の脱原発の声と再稼働に対する怒りの叫びを野田政権に届けようとする意思を押しとどめることはできなかった。野田政権と原発推進勢力がいらだつ盛り上がりを見せているのは誰も否定できないだろう。
ちなみに、全国紙の朝日、毎日はもとより読売新聞さえも写真付きで記事を掲載するようになった。東京新聞や通信社は当然だが、首相官邸交差点の角に建つ国会記者会館に入居する大手メディアは、足元で展開する市民の大集会を無視したくてもできないところまで来たといえる。
地上に上がるのが待ちきれずに歩いてきたと思われる参加者が手にするプラカードが目を引いた。「反原発という津波が原子力村を一掃する」
「子供 未来 守るためにたちあがろう」
警察は道路の反対側にさえも渡ることのできない規制をしていた。
「NO NUKES 紫陽花(革命)」
「ふくしまに診療所を! nazen.info」Tシャツを着た若者は二本のハンドマイクで「再稼働反対」を叫んでいた。
通行規制のために国会議事堂の周囲を遠回りさせられた参加者は、前に押し出されるように警察の規制線をこえて車道にあふれ出た。

脱原発デモには何度も参加しているが、官邸前は初めて参加の母子。「再稼働やめて 野田さん あなたも止めて!」
「1年4ヶ月後の東北の現状 ちゃんと見た!? そんなんで原発再稼働!! バカ言うな!!!」
「意味のない除染は止めて!」
警備の警察が増員された。


この日のために新しくしたプラカードを掲げる男性。野田首相と米倉経団連会長の顔写真に、「今いっしょになって国民を騙している最中です」とのコメントが付いている。
解散時間ぎりぎりまで「再稼働反対!」を首相官邸に向かって叫ぶ参加者。
IWJ(岩上安身さんのUST中継中もあってか、盛り上がり続けるドラム隊周辺)
8時過ぎる頃には増員された警察が参加者を歩道に排除する態勢を整えはじめた。
「原発反対!NO NUKES!」 野田首相と仙石氏に真っ赤なペケX!
解散時間の8時を過ぎ、車道には警察の過剰規制に憤っていた参加者が残った。不必要なトラブルを防止し、盛り上がる官邸前抗議行動を継続したい主催者は解散を呼びかけた。

主催者が配備した若者がトラブル回避のために交差点をガードしていた。
主催者が穏やかな解散を辛抱強く呼びかけ続けた。ベテランの市民が警察と市民の間に入って両者がエスカレートするのを防ごうとしていた。
◯ラスト写真:解散後の歩道に立つ参加者が手にするプラカードが目に止まった。 「野田首相 声を聞け! 再稼働反対 2012年7月6日 首相官邸前」

新聞報道では、呼び掛けた市民ネットワーク「首都圏反原発連合」によると、参加者は約15万人、警視庁は2万1000人としている。数百歩ゆずって、警察発表だけでも2万人をこえる参加人数となった官邸前抗議行動。
いよいよ7・16は「さようなら原発10万人集会」(代々木公園)だ。脱原発を求める市民の本気度と主権在民を行使する意思の力が問われている。
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