« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »

2012年7月の投稿

2012年7月17日 (火)

「7・16 『17万人』さようなら原発」大集会&デモ 170000 people gathered for Good Bye Nuclear Power Plant rally & demonstration in Tokyo on July 16.

(写真はクリックすると拡大します)

 主催者発表17万人、警察関係者発表で7万5千人。日本社会の変革が本物となれば、歴史を振り返った時には、おそらく大きな「転換点」となった主権在民の強い意思表示として記録されることとなる「さようなら原発」大集会とデモ行進だった。一大イベントのほんの一幕を紹介し、「脱原発」の大きなうねりを共有したい。

_dsc3342
_dsc3295
_aaa3543
_dsc3345

_dsc3314小室等さん。「誰かから何か頼まれても、あっしには関わりのないことでござんすと冷たい素振りをみせながら、最後には弱い者のために自分の命をかけて戦い、終わるとその土地を去ってしまう。木枯らし紋次郎という人はボランティアの鏡のような人だったなと思うのです」
_dsc3323永六輔さん。「原発に関して中山千夏さんの考え方にとても賛成しています。たかがお湯をわかすためにエネルギーの元を原子(力)に頼ることはいらないんじゃないかと言ってました」

_aaa3259
_aaa3318
_aaa3280
_dsc3264
_aaa3254
_dsc3373司会進行、いわき市出身の神田香織さん。いわきなまりで野田首相に痛烈な一言。書き起こせないので割愛。「一言でいうと、『野田、お前は止める野田!』ということです!」
_aaa3357「現在780万の署名を集めました」「福島がどうなるか、福島の子どもたちがどうなるかわからない。このような国民の生命と財産を無視する政権には徹底して弾劾していきたい」「絶対に原発ゼロにさせなければならない。そのためにどんどん意見を言っていこう」「秋にもう一度集会をやります。まだまだやりましょう」(鎌田慧さん)

_aaa3398奈良美智(よしとも)さん。「何かしなくては、何ができるか悶々とした時期がありました。絵にそういう思いが自然に出ました。デモに使っていいかと聞かれ、どうぞ使ってくださいと。僕は僕なりに参加してきたと思います。あいさつだけさせていただきました。みなさん、ガンバリましょう」

_dsc3411「たかが電気のために、何で命を危険に晒さなければいけないのでしょうか。たかが電気のためにこの美しい日本、国の未来である子どもを危険にさらすようなことはするべきではありません。お金より命です。経済より生命。子どもを守りましょう。福島の後に沈黙していることは野蛮だ、というのが私の心情です」(坂本龍一さん)
_aaa3404坂本さんと鎌田さん

_dsc3446壇上に揃った呼びかけ人のみなさん。

_aaa3472「福島の悲劇に学ぼうとしない政治家を二度と再び国会に送ってはなりません。それこそが私たちの未来への私たちの最低限の責任だと思います。深く心に刻んでさらに前進を続けましょう」(内橋克人さん)

_aaa3526

_dsc3505「大飯の原発再稼働を許してしまった。さらに再稼働を広げていこうとしている政府に私たちは自分が侮辱されていると感じるからです。私たちは侮辱の中に生きています。侮辱の中で死ぬほかはないのか。政府の目論みを打ち倒さなければならない。しっかりやり続けましょう」(大江健三郎さん)

_dsc3528「コンクリートから人へと言った人たちが、命より原発を選んでしまったのです」「自らの存在にかけて闘うことをやめません。原発いりません。再稼働させません。原発輸出許しません」
「私たちは性懲りもなく原発を推進する人たちに、本当の民主主義とは何なのかを教えて上げませんか~原発推進を、独裁を挫折させてやろうじゃないですか」(落合恵子さん)
_dsc3557 「私たちがいまこれをやっているのは未来のためだと思います。未来をつかんだ人はいないけれど、今生まれた赤ちゃんが親になって、さらにその先につながる命があるわけです。核に汚染されて命が細々を続いている地球にはしたくない」「いま生きている私たちが死ぬ時に後悔がないように(澤地久枝さん)
_dsc3575「満90歳になりました。冥土の土産にみなさんがこんなにたくさん集まった姿を見たくて来ました」「これまでも日本で政府に文句を言う自由が奪われた時代があった。人間が生きるということは、自分以外の人の幸せのために生きていくことだ。悪いことはやめさせるよう政府に言い続けよう」「虚しいと思う時があってもそれにめげないで頑張って生きましょう」(瀬戸内寂聴さん)

◯広瀬隆さんのスピーチ:「上空のヘリの一つはみなさんのお金で飛ばして正しく報道しています」「いま原発が動いていますが、これは不条理です」「日本の社会全体が子どもたちに取り返しのない罪を作っているんです。何とか止めたいんです。電力不足は全部嘘です。去年と今年でエンジン発電器は原発10基分生産されたんです。全ての企業が買ったんです」
「関西電力は若狭に抱える11基の原発の純資産の半分がなくなることを怖れているんです。関電経営者と今日の呼びかけ人のみなさんが同じテーブルについて直接交渉をすることです。条件闘争ができるはずです。私たちが求めるたった一つのことは原発を止めることです。私たちは賭けをしている時ではない」

_dsc3538武藤類子さんと中嶌哲演師。

「一日24時間、大飯3号機がフル稼働しますと、5億円の電気料金を関電は手にすることになります。広島原爆3発分の死の灰が生成されることです」「3・11以前の一人一人の考え方、価値観、いかなる生き方をしてきたのかを問い直されているのではないか」
「大飯原発再稼働は死刑判決を受けたようなものだ。住民を無視した巨大な利権構造がある。第2のフクシマにしてはならない」(中嶌哲演師)

「3・11からの日々。日本中の人人がやさしく支え合い、数々の行動を起こしてきました~一人一人が最善を尽くしてきたと思います~ほんとうによくやってきたねと自分をほめ今隣にいる人をほめましょう。明日を賢く生きるために密かにほほえみと力を蓄えましょう。それでも福島の現状はあまりにも厳しいのです」
「アメリカのジョアンナ・メイシーという人が言いました。『絶望こそが希望である』と。かすかな光りをたぐり寄せ、いまこのように青空の元に集まっています。声なき声とともにあり、分断の罠にゆめゆめ落ち込むことなく、賢くつながりあって行きましょう。共に歩んで行きましょう」(武藤類子さん)

◯デモ行進(パレード行進)
 集会と併行しながら、パレード行進が3コースに分かれてスタートした。メインステージは途中から抜けだし、原宿駅から明治公園近くの「四季の庭」まで約3㌔のコースの参加者を追った。(ですから、他の2コースのデモ行進の写真はありません。悪しからず)

_aaa3707デモ行進スタート地点
_aaa3578「つちっくれ」の花さんらしい!?(未確認)
_aaa3574
_aaa3723

_aaa3736
_aaa3875
_dsc3687
_dsc3622デモ行進の出発を過剰規制する警察。

_aaa3666
_dsc4033
_aaa3676我が故郷の長野県佐久市や小諸市から、友人知人がバスで120人が参加。

_dsc4008

_aaa3813
_dsc3863

◯取材中、私服の公安ともめた件:
 デモの出発地点の原宿駅前歩道橋上で3人の公安がひたすら参加者団体名を書き出していた。一人分の隙間を見つけて入って撮影しはじめると、一人が私を邪魔者扱いのごとく全体重をかけて私を押し出そうとした。一度は踏ん張って、スルリと身体を交わしてできた二人分の隙間に移動してしっかり自分のスペースを確保した。3人は怒った。私はもっと怒った。「取材の邪魔するのがあんたたちの公務か!」と怒鳴ってやった。私に体重を寄せてきた公安は怒りが収まらないようだったが、3人のうちの一人が「もういい」というように聞こえた。
 大の大人3人が歩道橋上で、全国から参加した様々なグループや団体の名前を書き出している姿を想像してみてほしい。税金の無駄遣いであり、馬鹿げた仕事だ。公安がいまやるべきは、東電の勝又元会長や清水前社長や東電の元幹部、現職幹部らの行状を過去をさかのぼって追うことではないのか。

_dsc4053広瀬隆さんと中嶌哲演師と共に歩き出した一団。

_aaa3965「大飯原発再稼働反対!」のメッセージが最も多い印象だった。

_aaa4036_2表参道を上って行くデモ隊。

_aaa3989
_aaa4048友人知人がたくさん参加していた三鷹市のグループ

_aaa4065沖縄のエイサーのグループ「月桃の花歌舞団」

_aaa4076会津地方の「かんしょ踊り」で「怒り」を表しながら歩き続ける兵庫県真宗大谷派僧侶後藤由美子さんたち。

_aaa4087ネットからダウンロードしたネコイラスト入りの「NO NUKES」を手にする女の子たち。

_dsc4097
_aaa4150

_aaa4108

_aaa4166いつも現場で出会うアワープラネットTVの白石さん。

_aaa4143「未来は変えられる」の小さなプラカードを持っていた2歳の男の子。「原子力ムラの副読本はいらない」の横断幕が通過していった。
_aaa4193

_aaa4181
_aaa4266胸に「反原発」背中に「革命」のマジック書きした園良太さん。
_dsc4154

_aaa4207武藤類子さんがスピーチで紹介していた二本松市の関久雄さん。放射性物質で汚染された自宅の庭の汚染土を東電に返すために6月から歩いて上京した。新聞記事で読んだ記憶があったものの、詳細な事情を知らないままに、私は関さんに話しかけていた。「明日は東電本社に行きます」と話していた。関さん、たいへん失礼しました。
_aaa4198

_dsc4208バスで帰途に着いた静岡県の参加者たち。

_aaa4225阪神タイガースの本拠地、兵庫県尼崎市から参加した「反核タイガース」ファン。
_aaa4279
_aaa4272「赤旗」の号外を手にする女性参加者。
_aaa4353
_aaa4317
_dsc4184
_aaa4364sumi予想をこえる参加者に相応しく、カンパがたくさん入れられたと嬉しい顔を見せるスタッフの方。(四季の庭公園)

_aaa4367マントのごとく、チェ・ゲバラの肖像の入ったノボリを旗めかせる孤高の参加者。

◯空撮写真と主催者のサイト、呼びかけ人のスピーチ動画サイト
 この日、JVJA仲間の野田雅也(スティール写真)と綿井健陽(ビデオ動画)の二人が、「正しい報道ヘリの会」が提供してくれたヘリコプターによる空撮を実施した。写真と動画はこちらのサイトでご覧ください。
 また、呼びかけ人のスピーチ内容は、私の書き出しは一部なので、正確な内容は以下のサイトで動画をチェックしてください。

「さようなら原発」の公式サイトはこちら。(残念ですが、呼びかけ人スピーチの引用は、はしょり過ぎで問題ありと思います)
武藤類子さんのスピーチ
中嶌哲演師のスピーチ
呼びかけ人全員のスピーチが見ることができる動画

参加者のみなさん、酷暑の中をたいへんお疲れさまでした。

◯取材活動支援のお願い
フォトジャーナリスト 山本宗補活動支援
ジャーナリストの活動を支えてください。

・郵便振替口座(加入者名 山本宗補)
00180-1-572729

・銀行振込
城南信用金庫
店番036 普通口座 ヤマモトムネスケ 口座番号340130


| | コメント (6) | トラックバック (0)

2012年7月14日 (土)

過剰警備と主権在民(官邸前再稼働反対脱原発大集会 7月13日)

(写真はクリックすると拡大します。大きくして観てください)

 警察が一気に過剰警備の手段で、主権在民を実力行使し、首相官邸前に集まって原発の再稼働に反対する市民を分断しようと動き始めた。とりもなおさず、野田首相はじめ政権幹部がいらだっていることの裏返しといえる。

 鉄柵で膨大な参加者が車道にはみ出すことを許さず、報道陣さえも排除する分断警備により、参加者はその場以外に移動することもほとんどできなくなった。どこで誰がどんなメッセージを発信しようとしているのかさえもわからない。そこで、説明抜きで大量の写真を掲載することで、参加者の熱意、熱気をいくらかでも伝えたい。もちろん、過剰警備の異常さも知ってもらいたい。

 これは「7・16さようなら原発10万人集会」の前哨戦だ。

◯首相官邸前
 _aaa1942午後4時45分
_aaa2107
_aaa2170
_aaa2243
_aaa2046官邸前交差点角に建つ国会記者会館の入口に立てられて看板。広い駐車場の一部でも解放する気持ちがあるのかと思ったが、まったく逆の発想だったことに驚いた。
_aaa2159
_aaa2013
_aaa2120
_aaa2207
_aaa2225
_aaa2238白い風声を配り続けることに熱中する田中康夫議員。
_aaa2268
_aaa2294早い人は開始3時間前には集まっていた。午後6時。いよいよ主催者による「再稼働反対!」の連呼スタート。
_aaa2331
_aaa2349
_aaa2374
_aaa2405
_dsc3066
_dsc3097
_aaa2454
_aaa2424
_aaa2463
_aaa2071
_aaa2484

◯国会議事堂正門前
_aaa2491
_aaa2504
_dsc3151
_aaa2523
_aaa2592
_aaa2497山田正彦元農水大臣
_aaa2577右の男性は奥さんの実家が浪江町請戸港にあり、全てを流された。
_aaa2601車で参加する人も登場。
_aaa2535
_aaa2860ファミリーブロック。7歳の息子さん連れで官邸前抗議に毎回参加しているご夫婦も。頭が下がる。

_aaa2626
_aaa2764
_aaa2787
_aaa2717
_aaa2691
_aaa2660
_aaa2820自転車の乗り物で子どもを連れての参加。「再稼働ダメ!」
_dsc3176
_dsc3201
_aaa2964午後8時15分。参加者がほとんどいなくなっても横断歩道を封鎖する警察。
_aaa2972
_dsc3240帰路に着く二人の参加者。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2012年7月11日 (水)

警戒区域に生きる・part1~富岡町の松村直登さんのその後 follow up story of Matsumura Naoto in Tomioka town within the No-entry zone.

(写真はクリックすると拡大します)

 原発から20㌔圏内の警戒区域で牛の殺処分を拒否し、牛たちを生かし続ける3人の畜産家を3回に分けて紹介します。うち、二回分はこれまでにその活動を紹介しているので続報です。Part1は原発から12㌔の富岡町の自宅で生活し続ける松村直登さん。前回は子牛の誕生悲話を紹介しました。前回のブログはこちら→「警戒区域で生きる松村直登さんと子牛の石松の誕生Part1」

 富岡町の放れ牛の殺処分を止めさせようと、松村さんは放れ牛を捕獲して、水田を使った広い囲い込みに入れ、生かす計画はどうなったのかが気になって、6月下旬に再び取材した。NPO法人「がんばる福島」(代表松村直登は認可されていた。

_aaa7737自宅近くの水田数枚を単菅パイプ柵で囲い込んだ放牧地。水量豊かな清流が脇を流れ、手狭とはいえ、草もはえる時期となって牛たちはのんびりとしていた。生まれて日の浅い子牛の色つやも体型も良さそうだった。空間線量は毎時1.5マイクロシーベルト前後を示す。

_aaa7733田んぼにはえる草では不十分なため、乾燥エサのロールは欠かせない。囲いこんだ牛の一部が逃げだしたが、近くに留まっているために40頭あまりを確認した。

_aaa7712大雨で一部が壊れた川へのアプローチを遠藤さんが修復。

_aaa6901原発事故前は土建業と実家の農業に従事してきたが、畜産は素人の松村直登さん。全てが初めてで、常時手伝ってくれるのはNPO法人を立ち上げたばかりの遠藤さん(NPOガッツ福島)くらいだ。思った通りには事は進まない。放れ牛を捕まえ、囲い込みに移動することも順調とはいかないようだ。日々の地道な活動でようやく維持できているようだ。

_aaa7822松村さんはネコのエサやりは欠かさないで続けている。野生化したネコもあちこちにいるようだが、エサなしでも生きられるといい、イヌはほとんど保護されたようで姿がないという。
_aaa8018近所の家のネコ用にエサを補充する。

_dsc1123民間企業の「創生水」が実証実験用に囲い込んだ牛たちの生活環境は、遠藤さんの手によってかなり改善された。田んぼが数枚分拡張され、エサも定期的に与えられるようになった。とはいえ、それまでのエサ不足と競争によりはじきだされた弱いメス牛が出産した子牛が生き残る環境としてはまだこれからだろう。生まれてまもない子牛が痩せたまま、母牛と放れてしまった。空間線量は6~7マイクロシーベルトある。

_aaa7570一計を案じた遠藤さんと松村さんは、人工ミルクを与えるために自宅に連れていった。初めはゴクゴクとミルクを飲んだ子牛だったが・・・。ちなみに、松村さんの自宅の庭先での空間線量は、測定場所によりけりだが、毎時2マイクロシーベルト前後を示す。

_aaa7683子牛はダチョウのエサのトウモロコシの配合飼料を食べはじめた。翌朝、子牛はE枝につないであったヒモをつけたまま姿が消えていた。浪江町の希望の牧場代表の吉沢さんがよくいう表現だが、警戒区域で生き残った家畜だが「自然淘汰にまかせるほかはない」のだろう。

_aaa7948持ち主の牛舎の脇にあるビニールハウスで大柄な放れ牛1頭を捕獲したが、トラックにヒモをくくりつけてゆっくり引っ張って移動しはじめた矢先、木製の鼻環が壊れたために牛は逃げていってしまった。

_aaa7275電気のない生活が続く松村さんの夜は早い。牛たちを共に面倒みる仲間として頼りがいのある遠藤さん(右)と酒を飲み交わす。

 今回の取材でなぜ松村さんがこれほどまでに動物を生かそうとしてきたのかの一旦がわかった気がした。それは子どもの頃にシートン動物記を愛読し、生き物の生態に惹かれたことや、ウサギやネコや鳩などが常にいてよく世話をしたということだ。工業系高校を卒業後に上京して働いた初任給の半分に相当するお金で、松村さんはペットショップで見つけた孔雀3羽を思わず購入し、実家に持ち帰って育てたというエピソードは、原発事故後の生き方を理解する上でとても重要に感じた。

_aaa7100ポニーの持ち主で大工と農業をやってきた半谷さんの家からいなくなった「ヤマ」(8歳のオス)。殺処分が決まっている牛が収容される牛小屋のある家で松村さんが見つけた。一時帰宅をして松村さんたちのポニー移動作戦に合流した半谷信一(79歳)さんは大喜び。

_aaa7141軽トラの荷台に乗せて移動しようとしたが、ヤマが暴れて失敗。

_aaa7171松村さんが綱を引いてヤマを先導した。結局は遠藤さん運転の軽トラに綱をつないで、ヤマの歩調に会わせてゆっくりと移動した。

_aaa7231原発事故前から牛たちと同じ牛舎で生活していたポニーのヤマは、牛と一緒にいることが最も落ち着く場所ということで、松村さんの牛の囲い込みに放されることになった。

_aaa7244囲い込みの入口のパイプと留める半谷さん。やっと安心した。

_aaa7379一時帰宅して自宅の納屋で、トラクターを始動させて安心した半谷さん。すがすがしい表情だ。

_aaa7797牛たちの囲い込みで生活しはじめたヤマ。翌日にはケンカすることもなく元気がみなぎっていた。

 ちなみに、当初、松村さんと遠藤さんに協力を申し出て牛を救う活動をはじめたかに見えた二本松市のある寺が4月末に立ち上げた「絆牧場プロジェクト(概算見積り1億4千万円)」は、土地選定も富岡役場へのその後の相談もなく進展がないために、二人は寺院とは別れて地道に活動を続けている。ネット上に企画案はそのまま残るが、その後の情報更新はない。
 松村さんの活動は、「NPOがんばる福島」の事務局として活動する金子さんが更新するオフィシャルブログの「ときぶーの時間」でフォローできる。

 なお、福島民友紙には共同通信社が取材した松村さんの記事が掲載されたばかりである。同じく共同通信社が取材した動画もあるのでオススメだ。

 次回は「希望の牧場」の吉沢さんのフォローアップです。


| | コメント (12) | トラックバック (0)

2012年7月 7日 (土)

雨中7・6官邸前再稼働反対脱原発集会

(写真はクリックすると拡大します)

 福島の取材で留守中の官邸前の脱原発集会は、6月22日、29日と一気に勢いを増していた。私にとっては2週間ぶりとなった官邸前は、警察による念入りの通行規制と道路封鎖などで、参加者にとっては官邸前交差点に近づくことさえできなくなるほどに、がんじがらめの規制が張られていた。報道も同様に自由に動くことさえできずに、撮影場所が限定される中で、消化不良を感じた。私の場合は遅くになって現場に着いたのもあって、官邸に向かって叫ぶ市民や坂本龍一さんなどの表情を撮影できなかったのは残念ではあった。

 とはいえ、降り続ける雨は参加者の脱原発の声と再稼働に対する怒りの叫びを野田政権に届けようとする意思を押しとどめることはできなかった。野田政権と原発推進勢力がいらだつ盛り上がりを見せているのは誰も否定できないだろう。
 ちなみに、全国紙の朝日、毎日はもとより読売新聞さえも写真付きで記事を掲載するようになった。東京新聞や通信社は当然だが、首相官邸交差点の角に建つ国会記者会館に入居する大手メディアは、足元で展開する市民の大集会を無視したくてもできないところまで来たといえる。

_dsc2962

_aaa1105地下鉄改札近辺は地上に出ることのできない参加者であふれた。

_aaa1102地上に上がるのが待ちきれずに歩いてきたと思われる参加者が手にするプラカードが目を引いた。「反原発という津波が原子力村を一掃する」

_dsc2947警察の規制により官邸前交差点には近づけなくなっていた。

_aaa1187 「子供 未来 守るためにたちあがろう」
_aaa1155警察は道路の反対側にさえも渡ることのできない規制をしていた。

_aaa1153 「雨はキライ I hate rain」

_aaa1121 「NO NUKES 紫陽花(革命)」
_aaa1139 「ふくしまに診療所を! nazen.info」Tシャツを着た若者は二本のハンドマイクで「再稼働反対」を叫んでいた。

_aaa1201通行規制のために国会議事堂の周囲を遠回りさせられた参加者は、前に押し出されるように警察の規制線をこえて車道にあふれ出た。
_aaa1211
_aaa1294脱原発デモには何度も参加しているが、官邸前は初めて参加の母子。「再稼働やめて 野田さん あなたも止めて!」

_aaa1254 「再稼働反対」とデザインされたパンを掲げる若者

_aaa1234 「1年4ヶ月後の東北の現状 ちゃんと見た!? そんなんで原発再稼働!! バカ言うな!!!」
_aaa1192「意味のない除染は止めて!」
_aaa1260警備の警察が増員された。

_aaa1369「再稼働反対!」を絶叫する男性。

_aaa1275
_aaa1300
_aaa1403この日のために新しくしたプラカードを掲げる男性。野田首相と米倉経団連会長の顔写真に、「今いっしょになって国民を騙している最中です」とのコメントが付いている。

_aaa1385解散時間ぎりぎりまで「再稼働反対!」を首相官邸に向かって叫ぶ参加者。

_aaa1434盛り上がるドラム隊と参加者。

_aaa1487IWJ(岩上安身さんのUST中継中もあってか、盛り上がり続けるドラム隊周辺)

_aaa15398時過ぎる頃には増員された警察が参加者を歩道に排除する態勢を整えはじめた。
_aaa1505 「原発反対!NO NUKES!」 野田首相と仙石氏に真っ赤なペケ

_aaa1518解散時間の8時を過ぎ、車道には警察の過剰規制に憤っていた参加者が残った。不必要なトラブルを防止し、盛り上がる官邸前抗議行動を継続したい主催者は解散を呼びかけた。

_aaa1553
_aaa1524主催者が配備した若者がトラブル回避のために交差点をガードしていた。

_aaa1562主催者が穏やかな解散を辛抱強く呼びかけ続けた。ベテランの市民が警察と市民の間に入って両者がエスカレートするのを防ごうとしていた。

_aaa1557解散時間を過ぎ、警察車輌で通行止めとなった官邸前交差点。

◯ラスト写真:解散後の歩道に立つ参加者が手にするプラカードが目に止まった。 「野田首相 声を聞け! 再稼働反対 2012年7月6日 首相官邸前」
_aaa1515

 新聞報道では、呼び掛けた市民ネットワーク「首都圏反原発連合」によると、参加者は約15万人、警視庁は2万1000人としている。数百歩ゆずって、警察発表だけでも2万人をこえる参加人数となった官邸前抗議行動。

 いよいよ7・16は「さようなら原発10万人集会」(代々木公園)だ。脱原発を求める市民の本気度と主権在民を行使する意思の力が問われている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2012年6月 | トップページ | 2012年8月 »