「永遠の永遠の永遠」草間弥生展(埼玉県立近代美術館) YAYOI KUSAMA Eternity of Eternal Eternity
(写真はクリックすると拡大します)
長野県松本市が輩出した世界的アーティスト、草間弥生展に行ってきた。立体のオブジェクトはほとんどが撮影自由となっていたので、好き勝手に撮らせてもらった。説明などの必要もないので写真だけお見せしたい。会場は埼玉県立近代美術館で、5月4日に入場者2万人を達成したとある。
ちなみに草間さんは1929年生まれ。83歳になる。水玉模様にとりつかれたようなオブジェクトの作品群が一つの特徴だ。作品制作を紹介するビデオには、「精神病院を生活の拠点に」とある。もちろん仕事場で作品の制作に熱中するわけだが、寝泊まりはどこかの精神病院なのだということらしい。
◯草間さんの若い頃の活動の一部(ご本人の公式webから引用)
「1957年渡米、巨大な平面作品、ソフトスカルプチャー、鏡や電飾を使った環境彫刻を発表する。1960年代後半にはボディ・ペインティング、ファッション・ショー、反戦運動など多数のハプニングを行う」
“~~~命の限り無限の生と死のかがやきをもって200年も500年も生きながらえて 平和と人間愛の行き着く所への不滅の志を持って闘っていきたい。 そして地球の人々へ告ぐ 未来は原爆や戦争を止めてかがやいた命を永遠の永遠の永遠の~~~”(大きな黄色い南瓜の前に掲げられた一遍のメッセージの一部を引用)
ここに紹介した作品は、あくまで写真撮影可能なもので、展示の中心は100点あまりの特大絵画シリーズだ。もちろん、これらの作品は撮影禁止。公式webでは10数点が紹介されているのでご覧ください。作品サイズは半端ではありません。釘付けになること請け合いです。素晴らしい。圧倒されます。
◯以下は公式webにある「見どころ・展覧会紹介」文のコピー:
《世界的な現代美術家として活躍する草間彌生の、最新の創作活動を紹介します。
半世紀以上にわたって、水玉や網の目の作品を作り続けてきた草間は、2009年から、驚異的な創作意欲を傾け、まったく新しい絵画の仕事に取り組みはじめました。それらは子どものように自由で楽しい想像力に溢れながら、人間の内面世界をえぐり出すような、これまでに見たこともない作品群となりました。この色彩豊かな新作と対照的なのが、50点からなる『愛はとこしえ』の連作です。草間が2004年から3年間で一気に描き上げたモノクロの線画作品は、無限に湧き出る連鎖的なイメージを、魔法のような筆使いで描き出したものです。さらに、初公開となる『南瓜』などの彫刻やインスタレーションも展示し、草間の分身としての創作世界を体感いただきます。
草間彌生という希有な才能をもった芸術家の、最先端の挑戦を、ぜひご確認ください。》
草間弥生常設館のある松本市美術館の屋外展示作品(2007年撮影)
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