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2011年6月 2日 (木)

融ける国会、拡散する放射能汚染

大津波と原発事故の複合的災害が現在進行形で続いている。10万人以上が避難所生活のままだ。今を国難と認識しながら、与野党が小異をすてて大同で協力しあうことができないでいるのはどうしたことだろう。政治家が仕えるべき相手は誰なのか?有権者か?派閥のボスか?はたまた現実を直視することのできない原発利権集団か?

東日本大震災からすでに80日。これまでに本領を発揮できていない国会議員は、ベテランであろうと若手であろうと、これから実力を発揮できるということはない。国民の命が危機に瀕しているときに「実力」を発揮しなくて、いつ発揮するのか。そんな議員連中を生み出したのは私たち有権者なのだが。

もっとも心配なのは、日和見的ではあっても自然エネルギーにシフトする意思を見せつつある菅政権が倒れることで、原発推進派が謝罪もなく、責任も取らず、復活することだ。とりわけ原発推進を国策として取り組んできた自民党。その自民党と同衾してきた公明党。

議員連中は国民の税金で建てられた頑丈な議事堂で、放射能が拡散している現実を見ることもなく、自分の仕える相手を今度は誰にしようかと迷うことができる。しかし、福島第一原発から230㌔離れた東京都民でさえも、通常の数倍も高い放射性物質が舞う中で生活せざるをえない現実がある。

6月1日、都内数ヶ所で放射線量を測定した。これまで、自宅前や銀座で測定したことはあったが、うかつにも、都の公表するモニタリング数値を参照していたところがあった。日本共産党都議団による放射線量測定(5月はじめ~25日)データがネット上で紹介されたことにも触発された。その報告書の中で、最も数値が高いと指摘された葛飾区の水元公園などが気になったので測定してきた。(平常時の環境放射線量は毎時0.05マイクロシーベルト前後。以下の数値が低いのか高いのかは、原発周辺で測定したブログ写真を参照すると、より身近に感じられると思います。4月19日 写真で見る被災地の放射線量比較

_aaa6502 つくばエクスプレス線八潮駅前(埼玉県八潮市)は毎時0.2マイクロシーベルト前後

_aaa6510 葛飾区水元公園入口を入った噴水公園は、最大値が毎時0.38マイクロシーベルト

_aaa6519 同公園内の菖蒲園では毎時0.40マイクロシーベルトを測定。この数値が公園内10ヶ所ほどせ測定した中で、この日の最大値だった。

_aaa6535 同公園内、蓮の花が咲く池の真上では毎時0.10マイクロシーベルト平均で、水に近づいているのに草地よりも下がった。

_aaa6547 蓮池周りの草地では毎時0.28マイクロシーベルト。共産党都議団による測定では、同公園内の数ヶ所で毎時0.36から0.39マイクロシーベルトが測定されている。

_aaa6567 公園脇にある釣堀。周縁の並木の下で毎時0.24マイクロシーベルト。

_aaa6571 JR金町駅前(葛飾区)では毎時0.24マイクロシーベルト前後。歩道上なのに公園の草地と変わらない。

_aaa6582 東京都水道局金町浄水場の敷地角で毎時0.25マイクロシーベルト前後

_aaa6595 「東京都水道局 安全でおいしい水をみなさまに」 看板前では毎時0.26マイクロシーベルト

_aaa6617 浄水場近くにある寅さんの柴又帝釈天の山門前では毎時0.16マイクロシーベルト前後

_aaa6629 JR小岩駅前(江戸川区)では毎時0.17マイクロシーベルト前後

_aaa6775 渋谷駅のハチ公前交差点では毎時0.10マイクロシーベルト平均。これはゴールデンウィーク前の銀座4丁目の交差点とほぼ同じ数値。

_aaa6795 同交差点の手前では若干数値が上がって、毎時0.15マイクロシーベルト平均

_aaa6830 渋谷駅山手線ホームでは毎時0.04マイクロシーベルト

_aaa6832 JR新大久保駅前(新宿区)では毎時0.07マイクロシーベルト前後

_aaa6895 (追加:6月2日午後3時、小雨降る国会議事堂前。建物の中では溶け出した頭脳の議員たちが内閣不信任案の賛否に熱を上げた。測定値は毎時0.12マイクロシーベルト平均)

全国で独自に放射線量を測定しようとする動きが広がっているという。当然の対応だ。東京都の場合は地上から高さ18mの位置での測定値が日々公表されていたのを、ようやく地上1mでの測定も開始したと報道された。
各区ではひと足早く「正確な情報を区民に伝え、不安をなくしたい」と、独自の測定結果を公表する流れができている。市民や共産党都議団が都内各地で独自に測定した結果を公表しようとするのも、行政の無策に手をこまねいていては身の安全を守れないと思うからにほかならない。「防災都市」をキャッチフレーズに再選された石原都知事。実態は都民を放射能の不安から守ろうとする危機感さえも薄いようだ。多くの国会議員の頭の中はすでに溶け出しているとしか私には思えない。

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コメント

たいへん参考になりました。
ありがとうございます。

投稿: 匿名 | 2011年6月 3日 (金) 10:27

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